ゲーム風呂

ゲームレビュー&ゲーム動画のブログ
ゲーム風呂 TOP  >  ゲームレビュー

ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド (Wii U)

タイトル画面
・機種Wii U
・メーカー任天堂
・ジャンルアドベンチャー
・発売日2017年3月3日
・価格6,980円



■ ゼルダの伝説を超えるのは、ゼルダの伝説だけ!
 任天堂の新型ゲームNintendo Switchのロンチタイトルであり、旧型ゲーム機Wii Uの最後のソフトになった『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』(以下『BotW』)。
 ゲームファンのみなさん、楽しんでプレイしているでしょうか? 「凄い!」の一言で表現するのは簡単ですが、私はそれ以外に上手い言葉が浮かんできません。いやはや、久しぶりに凄いゲームに出会いましたよ。

 本来なら性能が高いNintendo Switch版の『BotW』をレビューすべきだと思いますが、Wii Uのラストを飾るという意味で、Wii U版の『BotW』を選びました(本作がWii U最後のソフトになるというのは、NOAのレジー氏の発言がソースであり、これ以降に発売される作品がまだあるかもしれません)。
 う~ん、それにしても、Wii Uは予想以上に短命なゲーム機でしたね……。私自身は『スーパーマリオメーカー』1本だけでも十分元が取れるハードだと認めていますけど、海外では『GTA』、『CoD』、『FIFA』などの有力タイトルが移植されないと、ハード事業は軌道に乗らないんですよ。あれ?Wii Uの初期ソフトには『CoD』と『FIFA』があったのに、おっかしいなぁ(すっとぼけ)。

 私が購入したのはディスク版の『BotW』です。現物に拘らないユーザーの人は、ダウンロード版を選んだ方がいいと思います。ディスク版はデータ読み込み時のディスクドライブ音が大きくて、本体が壊れないか不安になります。

 ゲームの進行状況はまだまだ序盤の段階です。上からラネール地方、ハテール地方、フィローネ地方のマップをオープンにして、水の神獣「ヴァ・ルッタ」のイベントをやっと終えたところです。解放したマップはワールド全体の4分の1程度で、まったく底が見えてきませんね。まだ行っていない山や谷や森がたくさんあり、すべてを観光するだけでも長い時間がかかりそうです。

 プロデューサーの青沼氏は、広大なフィールドを冒険する本作のコンセプトを、「オープンエアー」と呼んでいます。頭の固い私は、「わざわざ新しい用語を作らなくても、従来の“オープルワールド”でええやん。何か問題でもあるの?」と考えていました。
 しかし本作の肝である「パラセール(小型ハンググライダー)」を手に入れて、「始まりの台地」から外の世界へ飛び出すと、「ああ、なるほど。“エアー”とはそういう意味だったのか!」と、池上彰のニュース番組のように理解しました。

 空中を縦横無尽に滑空するときに感じる「風の流れ」は、今までのオープンワールド系ゲームでは味わうことができなかった新しい体験でした。遠くを見渡せる高台から飛び立ち、鳥のように地上へふわりと舞い降りる気持ち良さは格別です。

 本作の主人公リンクは、木や崖を(スタミナの許す限り)自由に登ることができます。雨が降ると手が滑りやすくなるのも実にリアル。『BotW』のように“ロッククライミング”の面白さと難しさを再現したオープンワールド系のゲームは、ほとんど例がなかったのではないでしょうか。

焚き火  女神像

■ アップデートで「収納庫」を追加してほしい
 『BotW』の総評を述べると、細かな不満点はいくつかあるものの、全体的な完成度という面から見て『スカイリム』を超えた「神ゲー」だと感じました。『BotW』と肩を並べるオープンワールド系の作品は、現時点では『ウィッチャー3』を含めて2本くらいしかないですね。まだ最後までクリアしていませんが、本作が『ゼルダの伝説』シリーズの最高傑作であるという判断は変わらないと思います。おそらく100人中98人は私と同意見でしょう。

 「今日はハテノ村から少し離れたこの森一帯を探索しよう!」とプレイを開始して、キノコや野草を採取して、シカやイノシシを狩って、コログ(森の精霊)がいるか探し回って、ライティングに凝った写真を撮っていると、あっという間に1時間が経過しているという恐ろしさw  「ハイラルの森は生きているんだなぁ~」(C・W・ニコル並感)

 公正を期すため、細かな不満点も少し書いておきましょうか。
その1 ユニーク武器を保存しておく収納庫がない
 ワールドマップの東に位置するハテノ村では、3000ルピーを支払うことで自宅を購入することができます。しかしそこには装備品をストックしておく「収納庫」がありません。「飾り棚」を追加で買うことはできますが、武器・弓・盾それぞれ3つまでで、倉庫と呼べるものではないです。
 イベントでもらったユニーク武器や魔力が秘められた属性武器は、いざという時まで保存しておきたい、と考えるのは人間の性です。自宅の階段下の空いたスペースに、アップデートで収納庫を追加していただけると有り難いのですが。

その2 自由なキーコンフィグができない
 コントローラーのキー設定は、Rが武器投げ、ZRが弓構え、Lがアイテム使用、ZLが盾構えになっています。このキー設定だと、激しい戦闘中に誤爆しやすいんですよ(弓矢で敵を狙おうとして、武器を投げるモーションになったり、盾を構えようとして、アイテム発動モーションになったり)。
 オプションではジャンプ(Xボタン)とダッシュ(Bボタン)を入れ替えることしかできない(他にできることはカメラ操作の変更)ので慣れるまで大変ですね。というか、このキー設定は本当にベストなのかな?

その3 大規模なダンジョンが少ない
 本作で「大型ダンジョン」と言えるものは、四体の神獣(の体内)とハイラル城だけというのは寂しいですね。ミニパズルの祠が120個あるよりも、神殿のような本格的なダンジョンが10個くらいあった方が、ユーザーの満足度は高かったと思います。

その4 ジャイロ機能を用いた一部の仕掛け・ギミックがク○ゲー
 こんな じゃいろに まじに なっちゃって どうするの 完

 さてさて、一ユーザーのしょうもない愚痴を書き連ねてしまいましたが、『BotW』は今年の夏と冬の2回に分けて、ダウンロードコンテンツが配信される予定です。つまりフリーザ様のようにパワーアップする「変身」をあと2回も残しているのです。
 国民よ待て!不満を期待に変えて、待てよ!国民よ!

始まりの塔  ハイラル王

にほんブログ村 ゲームブログへ
[ 2017/03/15 22:00 ] ゲームレビュー Wii U | TB(0) | CM(0)

真・女神転生 (SFC)

タイトル画面
・機種スーパーファミコン
・メーカーアトラス
・ジャンルロールプレイング
・発売日1992年10月30日
・価格8,800円



■ アクマを ころして へいきなの?
 日本が生んだRPG(ロールプレイングゲーム)といえば、『ドラゴンクエスト』シリーズと『ファイナルファンタジー』シリーズの二つが特に有名ですよね。巷では日本の「二大RPG」と称されることが多いと思います。

 そこにもう一つRPG作品を加えて、日本の「三大RPG」を決めるならば、一体何を選べばいいのでしょうか? 『ポケットモンスター』シリーズは、RPGというより、『ポケモン』自体が一つのジャンルのような気がしますし、『ゼルダの伝説』シリーズは、RPGではなく「アドベンチャーゲーム」という区分だと思います。
 『テイルズ オブ』シリーズは、……確かに人気作であり作品数も多いですが、「国民的RPG」とは言い難いでしょう。シリーズ第1作目の『テイルズ・オブ・ファンタジア』の発売が1995年と遅く、私としては後発のイメージがどうしても拭えないですね。

 ファミコン~スーパーファミコン時代は、『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』、『ウィザードリィ』、『女神転生』がRPGの四大タイトルでした。このうち、『ウィザードリィ』シリーズは元々海外作品の移植であり、本家が『Wizardry 8』で事実上終了したために脱落。
 すると、第三のRPGに最も近い作品は『女神転生』シリーズということになりますが、こちらは派生作品の『ペルソナ』シリーズや『デビルサマナー』シリーズに分裂してしまい、ナンバリングタイトルが少ないという弱点があります。「三大RPG」に入れるには、決定打に欠けている、という状況かもしれません。

 まあ、世に言う「三大○○」の三番目って、他の二つと比べて格が落ちる場合が多いですよね。「たのきんトリオ」の野村義男(ヨッちゃん)とか(失礼)、昭和の子供たちの憧れだった「巨人・大鵬・卵焼き」の卵焼きとか。
 巨人(日本シリーズ9連覇を達成した人気プロ野球球団)←「分かる」、大鵬(幕内最高優勝32回の大横綱)←「分かる」、卵焼き(弁当のおかずの定番)←「は?人ですらないだろ! 堺屋太一はいい加減にしろ!

 さて、前置きが長くなりましたが、今回レビューするソフトは、アトラスの代表作『真・女神転生』(SFC)。ファミコン用ソフト『デジタル・デビル物語 女神転生』と『デジタル・デビル物語 女神転生II』をリブートした、新生『女神転生』シリーズの第1作目です。
 1987年に旧『女神転生』が発売されたときは、「おおっ! ナムコもついに本格的なRPGを投入したのか! なかなかやるじゃない!」と思いましたね。ところが後になって、ナムコはただの販売元であり、開発したのはアトラスだと知り、私の中のアトラス株が急上昇。ナムコ株はストップ安の末に上場廃止となりました。ナムコの作品にしては世界観が硬派でマニアックすぎる、と感じたのは正しかったわけです。

ゆりこ      マップ画面

■ ロウとカオス、あなたならどちらの側につく?
 敵キャラの「悪魔」と会話・交渉を行い、自分のパーティのメンバー(本シリーズでは「仲魔」と表現)に勧誘し、またその仲魔を「邪教の館」で合体させて、より強力な仲魔を作り出す「悪魔合体」という特異なシステムを持つ『女神転生』シリーズ。
 『真・女神転生』はファミコン版の旧二作で好評だったシステムを継承し、さらなる飛躍に挑戦した作品です。ゲームの舞台が現代の東京という、当時のRPG界ではほとんど例がなかった設定は、ゲームファン、特にコアゲーマーと呼ばれる層から熱い支持を得ました。世紀末がひたひたと迫っていた時代、本作の背徳感に満ちたダークなストーリーは、他のサブカルチャー作品にも大きな影響を与えたと思います。

 プレイヤーの分身である主人公は、母親と二人で、東京の吉祥寺で暮らすごく普通の男子高校生。謎の車椅子の男(スティーブン)から「悪魔召喚プログラム」を受け取った主人公は、夢の中で出会った少年たちと現実で巡りあい、やがてロウ側とカオス側に分裂する社会と対峙することになります。
 シナリオの序盤、母親が悪魔に食い殺されるという衝撃の展開には、心をえぐられた人が多かったのではないでしょうか。インターネットでゲームのトラウマシーンが話題になると、必ず例として出てきますよね。

 主人公と行動を共にしていた二人の友人は、考え方の違いから、片方はロウ側(法や秩序を重んじる「メシア教」)につき、もう片方はカオス側(自由や混沌を好む「ガイア教」)について袂を分かちます。主人公はロウヒーローとカオスヒーローのどちらの主張を受け入れるのか、その選択はプレイヤーに委ねられることになります。

 このゲームのいちばんの面白さは、ロウルート、カオスルート、そして第三のルートであるニュートラルルートの三つの選択肢があり、それぞれ別のエンディングを用意していることです。一粒で三度美味しいマルチエンディング採用のRPGです。
 ロウ=メシア教の守護者は天使であり、カオス=ガイア教の守護者は悪魔であることから、ロウが「善」、カオスが「悪」と簡単に線引きできるように思えますが、シナリオを進めていくと、どちらの言い分が正しいのか判断に迷うようになります。このあたりはなかなか巧妙な作りですよね。

 私は最初にロウルート、次にカオスルートをクリアして、最後にニュートラルルートのエンディング見てゲームを終了しました。「メシア教もガイア教も根っこは一緒じゃん。いいぜ、てめえらが何でも思い通りに出来るってなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!(シャキーン」――かくして東京は、天使も悪魔もいない、平和な世界になったとさ。めでたし、めでたし。

生け贄の儀式      超人ドウマン

にほんブログ村 ゲームブログへ

コナミワイワイワールド (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカーコナミ
・ジャンルアクション
・発売日1988年1月14日
・価格5,500円



■ コナミのヒーローたちが結集!
 ここ最近、というか2000年代に入ってから、アメリカのハリウッド映画界では「スーパーヒーローもの」の映画が量産されるようになりました。アメリカの二大漫画出版社「DCコミック」と「マーベル・コミック」が創造した人気キャラクターが活躍するSFアクション映画のことです。
 DCコミックの代表的なヒーローは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、グリーン・ランタンなど。マーベル・コミックの代表的なヒーローは、スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソー、X-MENなどです。
 マーベル・コミックのヒーローたちが共闘する映画『アベンジャーズ』シリーズが世界的にヒットし、DCコミックはそれに対抗してスーパーマン、バットマンを中心としたヒーロー集団「ジャスティス・リーグ」を題材にした映画を製作中です。

 いやー、多い。異常に多い。雨後のタケノコのようにスーパーヒーロー映画が増殖しています。VFXを駆使した映像は確かにスゴいし、白人俳優の“コスプレ姿”も様になっていてカッコいいんですが、正直飽きてきました(笑)。
 『スパイダーマン』なんてトビー・マグワイア主演の三部作のあと、すぐに『アメイジング・スパイダーマン』が二作品できて、さらに今年の夏に『スパイダーマン ホームカミング』が公開予定ですよ。いったい何作作れば気が済むんですか。『スパイダーマン』が邦画の『男はつらいよ』や『釣りバカ日誌』みたいなポジションになっていて笑います。

 さて、前置きが長くなりましたが、今回レビューするソフトは、コナミの往年のゲームキャラクターたちが登場する『コナミワイワイワールド』(FC)です。『がんばれゴエモン』のゴエモン、『悪魔城ドラキュラ』のシモン、『月風魔伝』の月風魔、『グーニーズ』のマイキー、『モアイくん』のモアイ、『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』のコング、そして彼らを束ねるコナミマン(別名・粉未満)とアンドロイドのコナミレディが勢ぞろい! ワクワクを 8倍にしてゲームの主役になりましょう!
 別々の作品で活躍していたヒーローたちが一つの作品で一堂に会するっていう展開、漫画とかアニメとか特撮ものではありがちな、手垢のついた手法だとは思いますが、そうは言ってもヒーローのファンならやっぱり感極まってしまうんですよね。

 ファミコン時代のコナミは、サードパーティのなかで最も安定した品質のソフトを提供していた会社でした。コナミのファミコンソフト・ディスクシステムソフトは、グラフィック良し、BGM良し、ゲームバランス良しの隙の無さ。「なんだよ、お前知らねーのかよ、コナミのゲームってスゲーんだぜ!」と子供たちの間で大評判でした。
 そんなコナミが作り上げたお祭りソフトの『ワイワイワールド』。単なるパーティゲームとか、しょぼいミニゲーム集とか、子供たちを落胆させるような作品を発売するはずがないじゃないですか。本作はコナミの「本気」を味わえるソフトです。

シナモン博士      ステージ選択画面

■ アクション+シューティングの豪勢な作り
 『ワイワイワールド』の目的は、悪の大魔王ワルダーに囚われた6人のコナミヒーローたちを救い出し、彼らと力を合わせてワルダーを倒すことです。ゲームスタート時点で操作できるキャラクターは主人公のコナミマンとパートナーのコナミレディの2人だけ。
 十字キーの上+Aボタンで操作キャラクターの切り替えを行います。2人同時プレイの場合、デフォルト状態で1Pがコナミマンを操作し、2Pがコナミレディを操作します。

 拠点であるシナモン博士の研究所には、シャッターが付いた3つの部屋があります。1番シャッターの部屋では体力回復と死んだキャラクターの復活を行います。2番シャッターの部屋は「転送ルーム」。ここから6つの横スクロールのアクションステージのスタート地点に移動します(上右画面参照)。
 横スクロールの各ステージでは、牢獄の「カギ」を入手するかボスキャラを倒すことでヒーローを救い出すことができます。救出済みのヒーローは画面上部に表示され、操作キャラクターとして使用できるようになります。

 6人のコナミヒーローを全員助けると、閉ざされていた3番シャッターが開きます。この部屋にはビックバイパーとツインビーの2種類の機体が置いてあり、これに搭乗すると縦スクロールのシューティングステージが始まります。後半の「内臓ステージ」は再び横スクロールのアクションステージになり、ステージの奥にいるラスボスを倒して制限時間内に脱出するとゲームクリアです。

 横スクロールのアクションステージには、様々な武器やアイテムが落ちていますが、初期状態だと取れない場所にあるものがたくさんあります。コナミマンとコナミレディは「地獄ステージ」にある「マント」を取ると空を飛べるようになり、行動範囲が広がります。
 「都会ステージ」にある狭い通路を通りたいときは、小柄なマイキーにチェンジ。「地獄ステージ」にある高い障害物を越えたいときは、ジャンプ力が高いコングにバトンタッチしましょう。ステージを探索してアイテムを収集すれば、ヒーローたちがどんどん強くなります。

 縦スクロールのシューティングステージは、「おまけ」の要素を超えたしっかりとした作りです。『ツインビー』、『グラディウス』、『沙羅曼蛇』をミックスしたような濃密なシューティングが楽しめます。1人プレイでも2人プレイでもOKな『ワイワイワールド』は、まさにコナミの集大成的なソフト。コナミっ子を大満足させた名作ソフトでした。
 ありがとうコナミ! 偉大なるコナミ! たとえコナミがゲーム部門から撤退しても、ぼくたちはコナミのゲームを決して忘れないでしょう!

 この『ワイワイワールド』は、2006年4月に携帯電話のアプリとして移植されました。版権上の都合から、『グーニーズ』のマイキーが『バイオミラクル ぼくってウパ』のウパに、『キングコング2』のコングが『けっきょく南極大冒険』のペン太に差し替えられています。それに伴い、「港町ステージ」が「お菓子ステージ」に、「都会ステージ」が「南極ステージ」に変わりました。
 マイキーとコングは元々ハリウッド映画のキャラクターだったし、このキャラ変更は個人的にありだと思います。このメンバーのファミコン版がプレイしてみたいですね。

ゴエモン      シモン

にほんブログ村 ゲームブログへ

メタルマックス2 (SFC)

タイトル画面
・機種スーパーファミコン
・メーカーデータイースト
・ジャンルロールプレイング
・発売日1993年3月5日
・価格9,500円



■ 戦車と犬と人間のRPG
 ファミコンの後継機として登場したスーパーファミコンは、ロールプレイングゲーム(RPG)に特化したハードと言われるほど、RPGソフトの百花繚乱を生み出しました。
 スーファミの三大RPGシリーズ(『ドラゴンクエスト』シリーズ、『ファイナルファンタジー』シリーズ、『真・女神転生』シリーズ)の他に、『ウィザードリィ』シリーズ、『イース』シリーズ、『ロマンシング・サガ』シリーズ、『聖剣伝説』シリーズ、『ブレス・オブ・ファイア』シリーズ、『ヘラクレスの栄光』シリーズなど様々な種類があり、それ以外にも『クロノ・トリガー』、『MOTHER2』、『スーパーマリオRPG』といった時代を超える名作が存在しています。

 スーファミのRPGの中で最も優れた作品は何か?という質問に対しては、『ドラゴンクエストV』や『ファイナルファンタジーV』のタイトルを挙げる人が多いかもしれません。まあ、無難な選択だとは思いますが、全く面白味がない回答ですね。あなたが知っている名作映画は?と訊かれて、『ショーシャンクの空に』と答えるくらい面白味がない。「にわかゲームファン」と思われても仕方がないですよ。

 それでは、何と答えたら「真のRPG通」と一目置かれる人間になれるのか、(いや、別にRPG通とか思われたくないからという声は無視して)……フフフ、その答えはこの記事のトップに出ているじゃないですか。「この『メタルマックス2』こそが至高であり、スーファミのNO.1ロールプレイングゲームである」――ちょっと大胆すぎる主張ですかね? でも、実際にエンディングまでプレイすれば、私の主張があながち誇張ではないことを実感できると思います。販売本数では『ドラゴンクエストV』や『ファイナルファンタジーV』に大きく水をあけられているものの、ユーザーの満足度では決して負けてはいません。

 本作は、乗り物の戦車を改造しながら世界を冒険する『メタルマックス』シリーズの第2弾です。ファミコンからスーパーファミコンにプラットフォームが移り、グラフィックやサウンドが大幅に強化されました。
 グラフィックについては――使える色数が増えて当然だと思いますが――画面全体が明るくなりました。暗いストーリーとは対照的な鮮やかさです。戦闘モードの背景も、初代『メタルマックス』では真っ暗だったのが、『メタルマックス2』では色付きの絵に進化。ボス戦で流れる戦闘曲「お尋ね者との戦い」を聴き比べれば、サウンドの進化もハッキリと分かります。音の厚みが全然違いますね。

最期のお別れ      WANTED

■ 宿敵テッド・ブロイラーとの死闘!
 ストーリーの冒頭、主人公の母親代わりだったマリアと用心棒の仲間たちは、テッド・ブロイラー率いる武装集団「バイアス・グラップラー」に戦いを挑み、全員が殺されてしまいます。グラップラー四天王の1人であるテッド・ブロイラーの驚異的なパワーと残虐性! なんとも憎たらしい敵キャラではないですか。プレイヤーは「こいつだけは絶対に倒さなきゃ」と使命感に燃えることでしょう。

 テッド・ブロイラーとの戦闘で瀕死の重傷を負った主人公は、村人たちに助けられて奇跡的に回復します。主人公の冒険の目的はマリアを殺したテッド・ブロイラーに復讐すること、そのおまけにグラップラー総統のバイアス・ブラドを倒すこと、です。あまりにもテッド・ブロイラーのインパクトが強すぎて、その他のボスキャラの影が薄くなってしまいました(笑)。なお、テッド・ブロイラーの「テッド」を「デッド」と間違える人が多いようなので、注意が必要だと思います。

 シナリオを進めていくと、男性メカニックと女性ソルジャー、そして戦闘犬のポチが仲間になります。『メタルマックス2』は初代『メタルマックス』よりも1人多い「4人パーティ制」です。犬が人間と同じパーティの仲間になるという設定は非常に面白いですね。
 犬だけは戦車に乗ることはできず、また戦闘時の行動も直接命令することはできませんが、人間以上の高い攻撃力と守備力を持った頼もしい仲間です。本作以降、『メタルマックス』シリーズはパーティにペットが加わることがお約束となり、「戦車と犬と人間のRPG」と呼ばれるようになりました。

 戦車に乗らなくても強いというポチのありがたみをしみじみと感じたのが、ゲーム終盤で実現するテッド・ブロイラーとの復讐戦。この戦闘はなんと戦車なしで戦わなければならないのです。
 「3人+1匹 対 1人なら戦車に乗らなくても勝てるんじゃないの? こっちは経験値を積んでレベルアップしているわけだし」と甘く見たプレイヤーの心をへし折る、テッド・ブロイラーの強烈な火炎放射攻撃! 常軌を逸した強さに悶絶。ここは戦車ありでも十分ゲームバランスが取れていますよ(笑)。

 『メタルマックス2』は戦闘モードをAからDの4つに切り替えられます。デフォルト設定の「モードB」はいわゆる『ファイナルファンタジー』タイプ。各キャラクターが順番に攻撃してアニメーションとメッセージが表示される仕組みです。いちばん派手で処理速度が速いのは「モードD」。一斉攻撃アニメーションでメッセージ表示なしという豪快さ。レベル上げのときに最適なモードですね。

 一癖も二癖もある賞金首との熱いバトル、フィールドに埋められたアイテム探し、デスクルスの「ドラム缶押しイベント」など、『メタルマックス2』の魅力は語り尽くせぬほど多いです。硬派な世界観に彩られたやり込み要素たっぷりの『メタルマックス2』。メジャー作品だけがRPGじゃないですよ!

テッドブロイラー      生き残り

にほんブログ村 ゲームブログへ

カルドセプト リボルト (3DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドー3DS
・メーカー任天堂
・ジャンルテーブル
・発売日2016年7月7日
・価格4,700円



■ クエストモードのボリュームは、シリーズ随一!
 2016年7月7日に発売されたシリーズ最新作の『カルドセプト リボルト』(3DS)。2008年発売の『カルドセプトDS』(DS)と2012年発売の『カルドセプト』(3DS)は、2つとも過去のシリーズ作品のリメイクでした。本作はシステムを大きく変えた完全新作の「新生カルドセプト」ということで、ファンの期待値は非常に高かったと思います。
 私はまだクエストモードのクリア率は半分以下で、カードも全体の3分の1ほどしか集めていませんが、とりあえず急ぎ足でレビューを。

 基本システムの変更点でまず目に付いたところは、カードの入手方法ですね。前作までは試合終了時にランダムで5~10枚程度入手していましたが、『リボルト』では試合終了時に獲得するGPを消費してショップで「カードパック」を購入する形になりました。
 クエストを進行するとショップで販売されるカードパックの種類が増加。火属性クリーチャーカードのみが入った「火属性パック」やスペルカードのみが入った「スペルパック」などがあり、プレイヤーは欲しい種類のカードパックを自由に選べます。
 パックの中にどんなレアカードが入っているかは、購入してからのお楽しみ。いわゆる一般的な「トレーディングカード」の収集方法と同じです。ショップでは不要なカードを売却して、新しいカードの購入資金に充てることもできます。

 試合中に対戦相手の所持カードをいつでも確認できるようになった――これは『カルドセプト』のルールを根底から変える大改革だと思います。いや、前作までも対戦相手の所持カードを見ることは可能だったんですよ。ただ、対戦相手が新しいカードを引いて次の行動するわずかな間だけでしたから、バトルの勝敗を左右するアイテムカードを持っているか否かを毎ターン記憶する必要がありました。本作ではその煩わしさ、面倒臭さがなくなったわけです。私はこの変更には大賛成です。

 ユニットの停止位置に関係なく、すべての領地に領地コマンドを実施できるようになったことも、基本システムの変更点のひとつです。配置クリーチャーに「ダウン」という概念を導入し、未行動でダウン状態にない配置クリーチャーがいる土地ならいつでもレベルアップ可能です。ユニットが各ゲートにぴったり停止するかマップを1周すると、配置クリーチャーのダウン状態が解除される仕組みです。

 また「エリアシステム」が排除され、マップ内の同じ種類の土地はすべて連鎖対象になりました。これにより6連鎖、7連鎖と連鎖が増えやすくなり、領地の価値も跳ね上がります。よりスリリングな試合展開が期待できますね。


■ ブリードカードでオリジナルカードを作成!
 「ブリードカード」システムは、『リボルト』の新要素です。クエスト「闇に潜む者」の「錯綜する記憶」をクリアすると、ブリードカード使用が解禁されます。ブリードカードとは、プレイヤーがパーツを組み合わせて完成させるクリーチャーカードのことです(ゲーム内で最大5枚入手)。
 ブックの中にブリードカードを入れて試合に勝利すると、そのブリードカードはAGE(年齢)が1つ上昇し、SP(スキルポイント)を5つ獲得します。最大値はAGEが10でSPが55です。

 ブリードカードのパーツは、カードパックと同じくショップで購入します。パーツの種類は、ST・HPを上昇させる基本的なものから、毒攻撃などの特殊能力を付けるものまで実に様々。パーツはそれぞれ消費SPが設定されていて、SP最大値55の範囲内で複数のパーツを付けられます。
 敵の領地を刈り取る超攻撃型のクリーチャーカードに仕上げるか、それとも難攻不落の絶対防御型のクリーチャーカードに仕上げるか、そこはプレイヤーのお好み次第。ブリードカードはブックに2枚までしか入れることができませんが、勝利を手にするための強力な武器になってくれるでしょう。
 攻略サイトによると、ブリードカードは少しずつ育てるよりも、必要パーツが揃った時点で一気にビルドアップした方がSP面で効率が良いみたいです。

 クエストモードでCOMが操作するAIキャラはとても賢いですね。ビックリしました。人間の熟練者が行うような高度な戦術を使ってきます。たとえば、プレイヤー側が防御用のアイテムカードを使い切ったタイミングで、高レベル領地の隣にいるクリーチャーを移動させて略奪する、といった戦い方です。
 COMはプレイヤー側がやって欲しくないことを積極的にやってくるので、最後の最後まで気が抜けません。これでもう勝ったと安心していたら、一発逆転されたことが何度かありました。いやー、怖ろしい。

 クリーチャーカードは、属性なしの「無属性」と、属性ありの「火属性」「水属性」「地属性」「風属性」の5種類があります。属性ありのクリーチャーカードをブックに入れる場合は、属性の種類を2種類に絞った方がいいですね。本作はカードの特性上、「火属性&地属性」または「水属性&風属性」のセットが基本になります。
 これはエリアシステムが排除されたことと深く関係しています。土地の連鎖のことを考えると、「絶一門」ならぬ「絶二門」の戦い方が有利なのです。

 絶一門が『カルドセプト』のインファイトだとすれば、絶二門、これはつかみ合い。お互いの首に手をかけ、徐々に力を入れていくようなもの。我慢できず高レベルの土地に止まった方が死ぬ(アカギ風)。

 『カルドセプト リボルト』は、まさにシリーズの集大成といえるソフトです。ニンテンドー3DS本体を持っていて、このゲームを遊ばないのはもったいない!

にほんブログ村 ゲームブログへ

Dungeon Warfare (PC)

タイトル画面  マップ画面

■ ハハッ、見ろ!人がゴミのようだ!!
 『Dungeon Warfare(ダンジョン・ウォーフェア)』は挑戦的なタワーディフェンスゲームです。あなたはダンジョンを支配する悪魔の王。ダンジョンに侵入したクソザコナメクジの冒険者たちを、数々のトラップを駆使して木っ端微塵に粉砕してやりましょう!
 敵はモンスターではなく人間。このゲーム設定は実に刺激的です。愚かな人間どもが悲鳴を上げながら惨たらしく死んでいく様を見ると、……クックックッ、魔族の血が騒ぎますねえ。

 本作のルールは一般的なタワーディフェンスゲームとほぼ同じです。入り口からゴール地点に向かう敵の集団を、ダメージを与えるトラップを設置して撃退していきます。倒した敵はゴールド(お金)を落とすので、増えたゴールドでトラップを増設できます。
 ゴール地点のポータルに到達した敵1人ごとに画面右上のハートの数が1つ減り、ハートの数が0になるとゲームオーバー。最終Waveまで耐えるとステージクリアになります。まあ、この辺は特に解説する必要はないでしょう。

 ステージをクリアすると、クリア報酬+経験値に応じて「ジェム」を獲得。このジェムを使ってトラップを強化し、次のステージに備えます。設定画面でトラップを強化していないと、ゲーム中にトラップをレベルアップ(最高LV.4まで上昇)することができないので注意してください。
 ジェムを使うことで、ゲーム開始時点の所持ゴールドを増やしたり、ハートの数を増やすこともできます。

 トラップは「床に設置するタイプ」と「壁に設置するタイプ」の2種類があります。スパイク・トラップやグラインダー・トラップは前者、ダート・トラップやハープーン・トラップは後者です。複数のトラップの効果がうまくかみ合うように、地形を考慮して設置することが大事です。
 また通常のトラップ以外に、「消費トラップ」というものも使えます。敵が踏むと作動する「爆弾」や、壊れたバリケードを補修する「修理道具」など全8種類があります。ただし、消費トラップは1つだけしか選択できません。

 各ステージの難易度は、プレイヤー側で調整することが可能です。敵の体力をアップさせたり、敵の移動速度をアップさせる「ルーン」をゲーム開始前にセットすると、より難しくなります。難易度が上昇すれば、その分得られる経験値も上昇。
 ルーンは全部で12種類です。ジェムをたくさん稼ぎたいなら、ルーンを複数個セットした状態でのステージクリアに挑むといいでしょう。

設定画面  迷える貴族

■ 見せてあげよう、ライトニング・トラップの雷を!!
 『Dungeon Warfare』のセールスポイントは、敵の人数の多さ。最初は“小波”程度だった敵の軍勢が、Waveが進むにつれて“大波”に変わり、最後はビックカメラ有楽町店のプレイステーション3初売りの如く大量のお客さんが押し寄せます。まさに「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」といった勢いです。あの~、別に新年恒例の「福男」を選んでいるわけじゃないですよ。皆さん少し落ち着きませんか?

 農民のようなHPが低くて弱い敵は何人来ようが楽に倒せますが、騎士や重武装兵のようなHPが高くて強い敵が大量にやって来ると、「数の暴力」で押し切られてしまいます。
 こういう体力自慢の敵には、プッシュ・トラップやスプリング・トラップが効果的です。ステージにある落とし穴に突き落としてしまえば、どんなにHPが高くても一発でお陀仏。次々と奈落の底に落ちて行く愚かな人間どもを見ると、……クックックッ、魔族の血が沸騰しますねえ。

 魔族直伝のトラップを使えば、全ステージクリアは簡単、人類抹殺など朝飯前――そんなふうに考えていた時期が私にもありました。しかし、このゲームはラストステージ「ショーダウン」の直前、ステージ「山」で急激に難易度が上がります。
 ここは敵の大軍が3方向から侵入してきて、しかもプッシュ・トラップやスプリング・トラップを上手く使える場所が敵の進行ルート上にない……。はてさて困りましたねえ。

 クリアが難しいステージは、トラップのバリケードを使って軍勢の進行ルートを1本に絞りましょう。そして道が狭くなる地点に、死者の墳墓(LV.4)、呪詛・トラップ(LV.4)、凍結トラップ(LV.4)、スパイク・トラップ(LV.4)を集中的に設置。これで軍勢をせき止めることができます。さらに近くにソウル・ハーヴェスター(LV.4)を設置すれば、ゴールドをがっぽり稼げます。この「黄金パターン」でステージの9割方は攻略可能です。

 序盤のステージ「落石地帯」には、右上に赤線で囲まれた落とし穴があります。ここにスプリング・トラップを使って敵5体を誘導して落とすと、隠しステージの「捨てカジノ」がマップ画面左下に出現。「捨てカジノ」をクリアすると、隠しトラップの「スロット・マシン」がゲットできます。

 この「捨てカジノ」は現バージョンで最も難しいステージですが、スピン・ブレードトラップの手前にスプリング・トラップを敷き詰め、スピン・ブレードトラップを消費トラップの機械加速で回し続けると、完封勝利も容易です(下右画面参照)。凍結トラップで動きが鈍くなった敵の軍勢が、ゴミクズのように落とし穴に転落。クックックッ、愉快痛快とはこのことですよ。

 ところどころ日本語がおかしいのを気にしなければ、買い。

こだまする悲鳴  捨てカジノ

にほんブログ村 ゲームブログへ
[ 2016/11/15 22:00 ] ゲームレビュー Steam | TB(0) | CM(0)

メタルマックス (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカーデータイースト
・ジャンルロールプレイング
・発売日1991年5月24日
・価格7,800円



■ 戦車と人間のRPG
 今は亡き椎茸栽培会社データイーストから発売された近未来RPG『メタルマックス』(FC)。バイオレンスアクション映画『マッドマックス2』の世界観をベースにした、クルマと呼ばれる戦車が主役のゲームです。

 テレビCMのキャッチコピーは「竜退治はもう飽きた!」。ここでいう「竜退治」とは文字通りの意味ではなく、『指輪物語』などの西洋ファンタジーに影響を受けたロールプレイングゲーム(RPG)のことを指します。ファミコンの代表的なRPG『ドラゴンクエスト』もそのひとつですね。
 毎日毎日僕らは鉄板のファンタジー系RPGで遊んでいますが、たまには変わり種のRPGで遊んでみたくなるのが人情です。それはゲームを開発する側も同じこと。剣と魔法のRPGじゃあまりに平凡じゃないですか。

 『ドラゴンクエスト』の元ネタである『Wizardry』や『Ultima』は、ファンタジーの世界にどっぷりハマれる作品です。でも日本人が同じようなゲームを作ったところで、悲しいかな、亜流ゲームにしかなりません。ゲームの世界を司る西洋文化が、元々日本には存在しないからです。
 魔法だとか、妖精だとか、錬金術だとか、ファンタジーにありがちな要素はすべてが西洋起源のもの。「わしらどん百姓が南蛮の鎧を着て竜退治だあ? 馬鹿こくでねぇ!」――勇者になりたいなんて言ったら、父ちゃんに叱られちゃいますよ。

 洋風がダメなら和風にすればいいじゃない、という食べ物的(?)な発想から、ファミコン中期になると和テイストのRPGが登場。ハドソンの『桃太郎伝説』、ケムコの『真田十勇士』、SNKの『里見八犬伝』、ジャレコの『じゃじゃ丸忍法帳』と、RPGの世界を拡張する動きがこの時期に見られました。
 これらの作品は一定の成功を収めたものの、『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズの人気には及ばず、ファミコンユーザーの間では「異色のRPG」という扱われ方に終始していたと思います。

 1989年7月に発売された任天堂の『MOTHER』は、真の意味で斬新なRPG作品だったのではないでしょうか。現代のアメリカを舞台にした『MOTHER』は、いわゆる神話や昔話由来の伝統的なモンスターが出てこなくても、RPGとして成立することを証明しました。
 ストーリーの時代も過去にこだわる必要はなく、現代であっても未来であってもいい、つまり敵キャラと戦って自キャラを成長させる内容であれば、どんなRPGでも作ることが可能ということです。

 こうしたRPGの進化を経て誕生した作品が、この『メタルマックス』です。『メタルマックス』シリーズの生みの親である“ミヤ王”こと宮岡寛氏は、『ドラゴンクエスト』シリーズとは全く異なる世界観のRPGを提案。戦車に乗って敵キャラと戦うユニークな作品に仕上げました。

とうちゃん      WANTED

■ 戦車の煙って、男のコだよな
 『メタルマックス』の主人公は、リオラドの修理屋の息子で、「モンスターハンター」に憧れている少年。ある日、少年は父ちゃんに自分の夢を語ります。ところが「なにっ!! モンスターハンターになりたいだとっ! それはカプコンのゲームだろっ! いい加減にしろ!!」と父ちゃんに怒鳴られ、家の外に叩き出されてしまいます。
 この荒廃した世界で生きていくためには、生活の足であるクルマ=戦車が絶対に必要です。「リオラドの南にある洞穴に戦車が埋まっている」という噂を聞いた主人公は、戦車を探す冒険の旅に出かけます。

 戦車を手に入れたら北方面へ移動。イベントを進めていくと、メカニックの「いじる」と、ソルジャーの「アンヌ」が仲間になります。本作は『ドラゴンクエストII』と同じ3人パーティ制です。

 『メタルマックス』最大の特徴は、人間のキャラクター+戦車の「ダブルユニット」を採用している点です。従来のRPG作品だと、乗り物はあくまでも移動用であり、乗り物自体に攻撃力や耐久力を設定していることはまずありませんでした。
 本作では、人間の体力(HP)と戦車の耐久力(SP)が別々になっていて、戦車が完全に破壊されない限り、人間にはダメージが届かない仕組みになっています。戦車は人間を守る「鎧」であると同時に、強力な大砲を積んだ「兵器」でもあるのです。こういう画期的なシステムを搭載したRPGって、『メタルマックス』が発売されるまでは意外となかったんですよ。

 戦車にはシャシー(車体)、エンジン、Cユニット(電子制御装置)、主砲、副砲、SE(特殊兵器)の6つのパーツがあり、町や村の改造屋で性能をアップすることが可能です。
 パーツの中で最も重要なものはエンジンです。パーツにはそれぞれ重量があり、エンジンは全体の積載量を決めるためです。戦車を改造するときはまずエンジンを強化して、それから他のパーツを考えるのが基本になります。

 このゲームには戦車を降りて人間だけで戦うイベントがあるので、人間の装備品も適時整える必要があります。戦車の改造費用に加えて、人間の装備品の購入費用――これは所持金がいくらあっても足りませんよね。
 そこで世界各地に散らばっている「賞金首」を倒して、一攫千金を狙いましょう。賞金首だけあって強敵揃いですが、戦車の性能を試すのに絶好の相手です。賞金首を倒すか、それとも無視してゲームを進めるかはプレイヤーの自由。この自由度の高さが『メタルマックス』の魅力です。

 1993年3月に続編の『メタルマックス2』(SFC)が発売され、1995年9月には本作をリメイクした『メタルマックスリターンズ』(SFC)が発売されました。賞金首、装備品、ダンジョンが追加された、やり応え十分な作品です。初代『メタルマックス』を遊びたいなら、このリメイク作品を選ぶのがベストでしょう。

犬      ウルフ

にほんブログ村 ゲームブログへ

スパルタンX (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカー任天堂
・ジャンルアクション
・発売日1985年6月21日
・価格4,900円



■ 考えるな、感じろ!
 本作は、香港映画『スパルタンX』(1984年)を題材にしたカンフーアクションゲームです。映画の『スパルタンX』のことを考えると、心の中が懐かしさでいっぱいになりますね。香港の人気俳優ジャッキー・チェンとその弟分ユン・ピョウ、そして「元祖動けるデブ」ことサモ・ハン・キンポーが活躍する痛快娯楽映画。子供の頃はテレビで放映された『スパルタンX』をビデオテープに録画して、何度も繰り返し観ていましたよ。

 映画が日本で公開された同じ時期に、同じタイトルのビデオゲームがゲームセンターに登場。なんとメーカーのアイレムは映画の公開前にゲームを作っていました。
 主人公トーマスが悪党にさらわれた恋人のシルビアを助けるという設定は映画と同様ですが、それ以外は全くの別物。映画を観ないでゲームを作れば当然そうなりますよね。

 ゲーム内容はブルース・リー主演の映画『死亡遊戯』によく似ていて、「タイトルは『スパルタンX』なのに、中身は『死亡遊戯』とはどういうこっちゃ?」とみんな不思議がっていました。おそらく、というかほぼ確実に、アイレムの開発スタッフは『死亡遊戯』を元ネタにしてゲームを作っています(笑)。

 その映画『死亡遊戯』は、1973年に32歳の若さで亡くなった伝説の俳優ブルース・リーの遺作となった作品です。ブルース・リーは1966年にアメリカのテレビドラマ『グリーン・ホーネット』で俳優デビュー。主人公グリーン・ホーネットの相棒カトウ役で人気を博しました。ブルースはこのドラマで「截拳道(ジークンドー)」の基礎である「詠春拳」を披露しています。
 ブルースは初のハリウッド作品となった『燃えよドラゴン』(1973年)を完成させた後、中断していた『死亡遊戯』の撮影を再開しますが、その矢先、愛人のベティ・ティンペイの自宅で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。死因については現在でも謎が多いです。

 『死亡遊戯』はブルース・リーが撮影で遺したフィルムと、複数の代役(代役の一人がユン・ピョウ)を使って追加で撮影したフィルムを貼り合わせた不完全な映画であるため、粗が目立つ作品です。
 しかしながら、身長218cmの黒人ハキム(NBA選手のカリーム・アブドゥル・ジャバー)と闘うシーンはインパクトが強く、そのときにブルースが着ていた黄色のジャンプスーツは彼の代名詞となっています。ブルース・リーに興味があるなら、必ずチェックしておくべき映画でしょう。ゲーム版『スパルタンX』の3階のボス・怪力男は、ハキムをモデルにしていると思われます。

キック      棒術使い

■ 4階のボス、妖術使いが最強の敵
 ファミコン版『スパルタンX』は、アーケード版『スパルタンX』を開発したアイレムのソフトではなく、任天堂のソフトとして発売されました。アイレムは自社ソフトとして本作をファミコンに移植する予定でしたが、任天堂の宮本茂氏から「ぜひ我が社から出したい」との要望があり、こういう形になったそうです。

 移植の出来はかなり良いと思います。アーケード版『スパルタンX』の筐体は4方向レバーであったため、斜めジャンプがやりにくいのが難点でした。ファミコン版『スパルタンX』は十字キーでスムーズに自機トーマスを動かすことが可能です。
 ブルース・リーが創始した武術「截拳道」は、決まった型を持たない無形の拳法であり、水のような動きを特徴としています。対戦相手の急所を最短距離で叩く、実戦的な武術「截拳道」。トーマスのキレの良い動きは、上手くそれを表現しているのではないでしょうか。まあ、先に述べたように、本作は『死亡遊戯』を題材にしたゲームではありませんが(笑)。

 ファミコン版『スパルタンX』には、『KUNG FU』バージョンという超レアソフトが存在しています。『スパルタンX』の版権が切れた後で、箱・カセット・タイトル画面の文字を「KUNG FU」に変えて再販された後期バージョンのソフトとのこと。販売本数はWii Uソフトの『ラビッツランド』並に少ないかもしれません。
 これを中古ショップのワゴンケースの中から発見できたら最高なんですけどね。そんな夢のような話、絶対にあり得ないですよね~

 『スパルタンX』といえば、「24周をクリアしたときにシルビアが敵として襲ってくる」というガセネタ、ファミコン世代の人なら憶えていますよね。ゲーム漫画『ファミコンロッキー』がでっち上げたフィクションなのですが、24周クリアという極めてハードな条件により、実機での検証は不可能に近い話でした。
 Xはアルファベットの24番目の文字だから、24周クリアしたときに何かが起きる!――こういう強引すぎる展開はわりと好きです。もし『KUNG FU』バージョンにこのネタを実装していたら、一大事件になっていましたよ(笑)。

 『スパルタンX』や『プロジェクトA』でカンフー映画の一大ブームを作ったジャッキー・チェン。私は彼が発散する“いい人オーラ”がたまらなく好きでした。しかし最近のジャッキーは中国共産党に迎合した痛い発言が多くて、ファンであったときの熱がすっかり冷めてしまいました。
 ジャッキーは『サンダーアーム』の撮影の時に死んでいたら、ブルースのような伝説の存在になったんじゃないかな?(失礼)

シルビア      怪力男

にほんブログ村 ゲームブログへ

サイコブレイク (PS3)

タイトル画面
・機種プレイステーション3
・メーカーベセスダ・ソフトワークス
・ジャンルアドベンチャー
・発売日2014年10月23日
・価格5,800円



■ 見せてもらおうか、真の『バイオハザード』の性能とやらを!
 元カプコンの三上真司氏率いるTango Gameworksが開発した、新規IPのサバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』(海外名『The Evil Within』)。『バイオハザード』シリーズの生みの親である三上氏が再び同ジャンルに挑んだ作品ということで、発売前はゲームファンの注目を浴びていました。
 『バイオハザード6』の出来が如何ともし難いほど“アレ”だったせいか、「真の『バイオハザード』はこっちだ!」と期待していた人が多かったと思います。“アレ”とは、その……アレですよ……アレ……

 宮本茂が関わらない『スーパーマリオブラザーズ』は、真の『スーパーマリオブラザーズ』と言えるのか?――ノンです。小島秀夫が関わらない『メタルギア』は、真の『メタルギア』と言えるのか?――ノンです。
 三上真司が関わらない『バイオハザード』は、『バイオハザード』ならぬ『ヤバイオハザード』、『マトリックス』ならぬ『マゾリックス』、『ダークナイト ライジング』ならぬ『カタークナイト ライジング』、つまりは紛い物です。開発の中心人物がいなくなるとゲーム作品はセミの抜け殻のようになる、皮肉にも『バイオハザード6』はそれを証明してしまいました。

 しかし『サイコブレイク』が発売された直後、本作の評価をインターネットで調べてみると、不満をあらわにするユーザーが多くて落胆しましたね。Amazonのカスタマーレビューには、今でも★一つの低評価がずらりと並んでいます。「不快」「理不尽」「イライラ」「ク○ゲー」等々、否定的な文字がレビュー欄に散乱。ほんとぉ?
 「真の『バイオハザード』との呼び声は一体なんだったのか……。もしかして三上さん、やらかしちゃった?」――そんなふうに考えていた時期が私にもありました。むむむ、これは実際にプレイして確かめてみるしかないですねぇ。

 『サイコブレイク』を予約して購入していた場合、予約特典のプロダクトコード「ゴアモードDLC」が付いています。これをダウンロードすると、グロ規制を解除したモードで遊ぶことができるようになります。
 中古ディスクを買った場合は、プロダクトコードの紙が付いていなかったり、すでにプロダクトコードが使われている可能性がありますね。この件については中古対策だとか、CERO Zを回避するためと言われていますが、う~ん、後から新品を購入したユーザーに対する配慮がないのはどうなのかな……

 なお、プレイを開始する前に2015年6月23日に配信されたパッチを適用してアップデートしてください。ここ重要です。ゲーム検定試験に出ますよ。

オープニング  死亡ムービー

■ 大型アップデートで良作に進化した!
 『サイコブレイク』の主人公は、刑事セバスチャン・カステヤノス。これといった特徴がない、非常に薄い顔をした35歳の男性刑事です(上左画面参照)。もし絵本『セバスチャンをさがせ!』があったなら、人混みの中からセバスチャンを見つけ出すことは容易ではないでしょう。

 ストーリーはセバスチャンとその相棒ジョセフ・オダ、そして女性刑事ジュリ・キッドマンが「ビーコン精神病院」へ向かうところから始まります。彼らが病院内に入ると、そこには大量の変死体が……。
 監視モニターをチェックしようしたとき、セバスチャンは何者かに襲われて意識を失ってしまいます。目が覚めると、そこは肉切り包丁を持った怪人が徘徊する薄汚い建物の中。怪人のスキを見て逃げ出すセバスチャン。やがてセバスチャンは現実か夢か判別できない狂気の世界に入り込んでいきます。

 ゲーム冒頭の舞台が「精神病院」と聞くと、勘の良い人ならピンとくると思います。そう、セバスチャンが認識している世界は現実ではなく、何者かの「精神世界」なのです。
 ただし、映画『マトリックス』のように現実世界と仮想世界の区分がハッキリしているわけではなく、『サイコブレイク』では二つの世界の境界が曖昧です。どの時点からセバスチャンは精神世界に入ったのか、どの時点から精神世界から抜け出したのか、または精神世界に入ったままなのか、最後まで明確には描いていません。
 ストーリーを補完する追加DLCを遊ぶと、このモヤっとした感じが解消されるのではないでしょうか。本編をプレイしただけでは理解できない裏設定があるかもしれませんよ。

 さて『サイコブレイク』をプレイした感想ですが、「新規IPとしてはなかなかの良作じゃないの?」という印象を持ちました。一部で酷評されているのが不思議なくらいです。
 このゲームは『バイオハザード』感覚でバンバンと敵のゾンビ(ホーンテッド)を撃っていると、瞬く間に弾切れになって詰むんですよ。敵に気づかれないように背後から近づいてスニークキルを狙うとか、敵が固まっているところを火でまとめて燃やすとか、『バイオハザード』にはなかった戦術が必要なのです。コアゲーマー向けのゲーム内容だとは思いますが、やり応えは十分ありますね。

 発売直後に買ったけど途中でプレイを止めてしまった、というユーザーは、ぜひアップデートしてプレイを再開してみてください。ストレスの要因であったレターボックス画面を解除して全画面で遊べるようになっていますから。また、難易度が易しい「カジュアル」だと銃弾がたくさん手に入ります。
 この大型アップデートが発売から8ヶ月後と遅かったのが致命的でしたね……。ゲームファンは「面白くない」と判断したら、すぐに別のゲームに移ってしまいますよ。

猟奇的な罠  様子見

にほんブログ村 ゲームブログへ

Banished (PC)

タイトル画面  森林地帯

■ 牧歌的な農村を作りたい人向けのゲーム
 独立系開発会社Shining Rock Softwareが手がけた村経営シミュレーションゲーム『Banished』。本作は未開拓の土地に入植した村人たちを動かし、中世ヨーロッパ風の農村を築き上げていくゲームです。
 ゲーム販売サイトSteamでは、現在のところ定価1980円で販売中です。もし購入するなら割引セールを待って、半額以下になっている時を狙いたいですね。まあ、たとえ定価で購入しても損はしない優良ゲームだと思いますが。

 ゲームシステム的には、『SimCity』よりも『Age of Empires』のようなRTS系ゲームに近いと思います。『Age of Empires』の内政部分を発展させたゲーム、という表現が正確でしょうか。ユニットである村人たちに指示を与えて、木や石などの資源を収集し、その集めた資源を使って施設を建設します。

 『Age of Empires』では町の人をマウスでクリックして直接的に指示を出しますが、『Banished』では村人(の人数)を各施設に割り当てることによって働かせる仕組みになっています。資源収集については、収集したい資源をマウスでドラッグして印を付けておくと、手が空いている労働者が資材置き場まで運んでくれます。

 難易度やマップの広さ、災害の有無などを設定したらゲームスタート。難易度がEASYだと最初から木の家が何軒が建っているので序盤が楽です。ゲームに慣れていない初心者は災害OFFで始めるのがいいでしょう。
 まずは木が多く生えている森林地帯に「山菜採りの小屋」、「狩猟小屋」、「木こりの小屋」を建てるのが基本です。山菜、きのこ、野いちご、鹿肉などの食料を確保し、服の材料となる鹿の皮、そして寒い冬に暖を取るための薪の材料となる木材を集めます。
 見栄えが良い農場や牧場を早く作りたくなりますが、それは村人の生活が安定した後で開始した方が上手くいきます。なぜなら作物の種子や家畜を手に入れるためには、運搬船を使って交易をする必要があるからです。

 村人は家族単位で家に住み、夫婦になったカップルは出産可能な年齢の間に3、4人の子供を作ります。子供が成長して仕事が可能な年齢になると、自動的に人手が不足している施設で働き始めます(もちろんプレイヤーは村人の仕事を自由に変更することが可能です)。
 村に学校を建設している場合、子供は10歳から17歳の間学校に通います。学校で教育を受けると効率的な生産者になり、その後村の発展に寄与してくれます。
 食料が豊富で健康状態が良いと、村人はより長く生き続けます。村を拡大するために最も重要な点は、健康的で効率的な生産者をいかにして増やすのか、ということです。

教会  小麦畑

■ 村を襲う少子高齢化の恐怖
 『Banished』のゲームバランスは、見た目に反してシビアというか、運営のコツを知らない初心者だと、おそらくゲーム内で10年から15年が経過した時点で破綻してしまうでしょう。私が初めてプレイしたときは、薪の重要性を認識していなかったために、村人たちをバタバタと凍死させてしまいました。最後は村から人間が消滅(笑)。「済まぬ、済まぬ、村人たちよ……」

 気を取り直して2回目のプレイ。薪を十分に用意していたら村人を死なせることはないでしょう、と甘く見ていたら、子供の数がなかなか増えずに村全体が高齢化。最初に入植した村人たちが寿命でバタバタと死んでいき、村は廃村状態になりました(笑)。「グレートな難易度ですよ、こいつはァ……

 『Banished』は食料、燃料、衣服の需給バランスを保つことが難しいゲームです。需要が供給を上回る状態がしばらく続くと、村人たちの健康状態が悪化して死亡率が上昇します。人口を増やして村を拡大させることがこのゲームの目的ですが、その人口の増やし方にコツがいるのです。
 たとえば、子供の数が一気に増えたときは要注意。子供は大人になるまで生産活動ができないため、食料不足に陥りやすくなります。食料の備蓄が底を突くと村全体が飢餓状態に。こうなると立て直しは困難です。新しい家を建てて新しい家族を作るのもタイミングを見計らう必要があるのです。

 本作は初心者から中級者へステップアップするのに、少々時間がかかるゲームかもしれません。食料生産はできる限り増やすこと、そして薪も余分に生産して交易で食料品を買い込みましょう。『Banished』では食料が腐ることはないので、あればあるほど安心できます。このゲームでいちばん怖いことは、やっぱり食べ物が無くなることなんですよ。

 少人数で開発しているため仕方がないとは思いますが、バニラの状態だと施設の種類が少ないと感じました。村から町へ、村の規模だけではなく質も向上できたら、もっと面白いゲームになる可能性があります。
 スクリーンショットにある「風車」や「水車」は、MODで導入できる施設です。村のシンボルとなる建物を建てると、全体の雰囲気がグッと良くなりますねぇ。公式には日本語版はありませんが、日本語化できるMODも配信中です。ありがたや、ありがたや。

晩夏  初冬

にほんブログ村 ゲームブログへ
[ 2016/08/07 22:00 ] ゲームレビュー Steam | TB(0) | CM(0)
プロフィール

udontaro

Author:udontaro
FC2ブログへようこそ!

ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

当ブログはリンクフリーです。

カテゴリ
Wii (4)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ