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MSXパーフェクトカタログ

表紙

前田尋之『MSXパーフェクトカタログ』(ジーウォーク)

■ どれを選ぶかMSX
 パソコンゲーマーが愛して止まない、ホビーパソコンの代名詞であるMSX。本書はMSXとその後継機MSX2で発売されたゲームソフトを年代順にまとめたカタログ本である。MSXのソフトを画像付きで紹介しているインターネットのサイトは少なく、紹介していてもソフト数が限られているため、これは非常に価値がある本だと思う。目の付けどころが「パーフェクトカタログ」の良さだ。

 MSXはマイクロソフトのビル・ゲイツやアスキーの西和彦らが旗振り役となって立ち上げたパソコンの共通規格である。ソフト事業に専念したかったビル・ゲイツはMSX事業に対してはやや消極的だったようだが、松下電器産業、ソニー、三洋電機、東芝、日立製作所、ヤマハ、三菱電機、日本ビクター、カシオ計算機、キヤノンなど、日本の有名電機メーカーがこぞってMSX事業に参入し、各社は規格に沿ったパソコン本体を発売していった。
 パソコン事業で独自路線を歩んでいたNECやシャープはMSXの理念には賛同したもののハードは販売せず、富士通は1機種のみを発売したあとすぐにMSX共同体から離脱してしまった。MSXはパソコン事業に乗り遅れていた企業にとって、まさに「渡りに船」の規格であったのだ。

 MSX、MSX2の価格は性能によって大きく異なり、数万円から十数万円とばらつきがあった。最も安い商品はカシオの低価格モデルで、そのお値段は19,800円。30万円以上したNECのPC-9800シリーズと比べるとかなり安く、一般家庭でも手が届く価格帯ではあったが、ゲームを遊びたい小中学生にとっては種類が多すぎて買いにくい商品であったことは否めない。もしファミコンが存在しなかったら、ゲームキッズはみんなMSXを買っていたのだろうか。いや、MSXがファミコンのように爆発的に売れたとは想像し難い。

 MSXで気を吐いていたゲーム会社といえば、何といってもコナミ。小島秀夫監督も関わった『夢大陸アドベンチャー』という屈指の名作もあり、MSXユーザーはコナミが良質なソフトを供給してくれることに感謝していたのである。
 私が好きなコナミのMSXソフトは『コナミのベースボール』。この作品は「アウト」「セーフ」「ストライク」の審判の声を電子音で表現した意欲作だった。『実況パワフルプロ野球』の元祖はここにあり!

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