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ファイナルファンタジータクティクス (PS)

タイトル画面
・機種プレイステーション
・メーカースクウェア
・ジャンルシミュレーション
・発売日1997年6月20日
・価格6,800円



■ 『タクティクス・オウガ』と『ファイナルファンタジー』の邂逅
 『ファイナルファンタジータクティクス』(PS)は、クエストからスクウェアに移籍した松野泰己氏ら『タクティクス・オウガ』(SFC)の元開発スタッフが作り上げた本格シミュレーションRPGです。販売本数は130万本と、このジャンルとしては驚異的な売り上げを記録しています。
 「スーパーファミコンの傑作ソフト『タクティクス・オウガ』をベースにして、『ファイナルファンタジー』シリーズの世界観で味付けした作品なら、絶対面白いに決まってるじゃん!」と、発売前は馥郁とした「約束された神ゲー」の薫りが漂っていました。もちろんこのゲームが発売された頃は、「約束された神ゲー」などという奇妙な表現は生まれていなかったわけですが。

 前評判が異常に高いゲームが実際に神ゲーであった確率は30%くらいだと思います。クロスレビュー40点満点の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は“アレ”でしたし、『レッド・デッド・リデンプション2』は発売前に公開された公式プレイ動画を見た限りだと、「どう転んでも神ゲー」と思いましたけどね。実際はいろいろと“面倒臭い”部分が気になるゲームのようです。CD Projekt REDが長期間開発を続けている『サイバーパンク2077』は、発売前からすでに不穏な空気に満ちている気がしないでもない。

 それで『ファイナルファンタジータクティクス』は本当に神ゲーだったのでしょうか?――この結論は後回しにして、まずはストーリーの概要とゲームシステムについて解説したいと思います。

 大国イヴァリースと隣国オルダーリアで争われた戦乱「五十年戦争」は、イヴァリースの事実上の敗北という形で和平が結ばれました。
 五十年戦争の終結から1年後、イヴァリースを統治していた六大統治領の間で内乱が勃発。ガリオンヌ家(統治者ラーグ公)とゼルテニア家(統治者ゴルターナ公)の武力衝突は、その両家の紋章から「獅子戦争」と呼ばれるようになります。
 イヴァリース全土を巻き込んだ獅子戦争を平定したのは、名門ベオルブ家出身の貴族であるラムザ・ベオルブと、彼の親友で平民出身のディリータ・ハイラル。後に英雄として歴史に名を残したディリータと、歴史の闇に消えたラムザ、この2人のメインキャラクターを軸に、物語は展開します。

オープニング      レベルUP

■ 気が遠くなるほど低い確率だがゼロではない。(大嘘)
 本作の戦闘システムは『タクティクス・オウガ』の「ウェイトターンシステム」を受け継いでいます。敵味方の区別なく、「チャージタイム(CT)」ゲージがMAXまで溜まったキャラクター順に行動が可能になります。この順番をアクティブターン(AT)と呼びます。行動をしないでそのまま待機したキャラクターは、次のATが早く回ってきます。
 戦闘マップは『タクティクス・オウガ』と同様に、高さの概念があるクォータービューで表現されています。グラフィックが3Dポリゴンで描かれているため、マップを回転させたり、視点の位置を微調整することができます。

 キャラクターの育成方法は『ファイナルファンタジーV』の「ジョブ&アビリティシステム」を採用。ジョブは「ナイト」、「モンク」、「白魔道士」、「黒魔道士」といったFFシリーズでおなじみのものが用意されています。各種ジョブを経験することで獲得したアビリティは、他のジョブに転職してもセットすることが可能です。ジョブの組み合わせはプレイヤーの自由。白魔法を使えるナイトや、シーフの能力を持った侍など、特徴的なキャラクターを作り出せます。

 と、ここまでは『タクティクス・オウガ』と『ファイナルファンタジー』のいいとこ取りで不満は一切ないんですよ。問題は出撃人数が主人公を含めて最大5人と少ないこと。ゲストユニットを加えても小規模な戦闘です。『タクティクス・オウガ』の場合、出撃人数は最大10人でしたから、明らかにスケールダウンしています。それに合わせたかのように、戦闘マップの広さもスケールダウン。限られた戦力でマップを攻略する詰め将棋をプレイしているような感じがしました。

 本作のゲームデザインを担当した人物は、松野氏たちが口々に「天才」と賞賛するスクウェアの伊藤裕之氏です。伊藤氏は『ファイナルファンタジーIV』の「アクティブタイムバトル(ATB)」や『ファイナルファンタジーV』の「アビリティシステム」を考案したゲームクリエイターで、業界内での評価は非常に高いです。
 松野氏に対するインタビュー記事によると、『ファイナルファンタジータクティクス』のキャラクターには最初6つのパラメーターがあったようですが、伊藤氏の助言でパラメーターを3つに減らしてスッキリさせたそうです。

 その勢いで出撃人数までも減らしてしまったのでしょうか。本作には『タクティクス・オウガ』のシステムを簡略化した弊害が出ていると感じました。『ドラクエIV』の4人パーティから『ドラクエV』の3人パーティになったときの「ガッカリ感」に近いと言いますか、「戦いは数だよ兄貴!」――この名言はシミュレーションRPGにも当てはまると思います。キャラクターの人数が少ないと、シミュレーションRPGの醍醐味である部隊の編制が楽しめません。「神ゲーには届かなかった良ゲー」、私がプレイした際の印象はこうでした。

 なお、レアアイテムの「源氏シリーズ」は絶対に盗むことができないので注意。一部の攻略本に低確率で盗めるような記述がありましたが、これはガセネタです。悪いのは出版社に偽情報を渡したメーカー側なんだよなぁ……。

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