ゲーム風呂

ゲームレビュー&ゲーム動画のブログ
ゲーム風呂 TOP  >  ブックレビュー  >  ビジネス・経済・キャリア >  テトリス・エフェクト

テトリス・エフェクト

表紙

ダン・アッカーマン『テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム』(白揚社)

■ 幻となったメガドライブ版『テトリス』
 任天堂のゲームよりもセガのゲームを偏愛していた人なら、一度はこう考えたことがあるのではないだろうか――「あのときセガがメガドライブ版『テトリス』を発売できていたら、ゲーム業界の歴史は変わっていたかもしれない」と。

 本書は、落ち物パズルゲームの元祖『テトリス』の争奪戦を描いたノンフィクション作品である。時代は1980年代後半、麻薬的な魅力を秘めた『テトリス』を、各ゲーム会社は自社の家庭用ゲーム機に移植したいと躍起になっていた。
 しかし『テトリス』を開発した人物は、ソ連のコンピュータ技師であったアレクセイ・パジトノフ。ソフトの権利関係が明確でないうえ、当時のロシアは閉鎖的な社会主義国家であり、西側諸国との商取引が困難であった。

 任天堂は『ザ・ブラックオニキス』の作者ヘンク・ロジャースを代理人にして、旧ソ連の政府組織ELORG(エレクトロノルグテクニカ)と接触。彼が契約の道筋をつけると、NOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)の荒川實とハワード・リンカーンがソ連入りして、直接交渉を行った。
 その席で、先にアンドロメダ社のロバート・スタインが結んでいた契約書に不備があることを発見。NESのような家庭用ゲーム機は対象としていないことが分かり、『テトリス』の販売権は任天堂が握ることになる。さながらスパイ映画のような面白さだ。

 以前レビュー記事を書いた『セガ vs. 任天堂』が映画化かテレビドラマ化されるという噂話を聞いたが、この『テトリス』を巡る戦いは、ストーリーのクライマックスにふさわしいエピソードに違いない。
 なお、タイトルの「テトリス効果」とは、ゲームに熱中するあまり、そのゲームのキャラクターが日常生活や夢の中にイメージとして現れる現象を指す言葉である。私はさすがにその症状はないものの、何か大きなミスをしたときは、ついリセットボタンを探してしまう(笑)。

にほんブログ村 ゲームブログへ
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

udontaro

Author:udontaro
FC2ブログへようこそ!

ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

当ブログはリンクフリーです。

カテゴリ
Wii (4)
カレンダー
09 | 2021/10 | 11
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ