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ファイナルファイト2 (SFC)

タイトル画面
・機種スーパーファミコン
・メーカーカプコン
・ジャンルアクション
・発売日1993年5月22日
・価格9,000円



■ 待望の2人同時プレイが可能に!
 スーパーファミコン版『ファイナルファイト』は、ガイの削除と2人同時プレイ不可という劣化部分が気になり、手放しで喜べる作品ではありませんでした。『ファミリーコンピュータマガジン』に掲載された「2人同時プレイができる」という大関級のウソテクは、ゲームファンの願望を如実に反映したものだったと言えます。

 販売元のカプコンも、できることなら2人同時プレイを実装したかったのでしょう。続編の『ファイナルファイト2』のテレビCMは、2人同時プレイが可能になったことをアピールする内容でした。
 前作『ファイナルファイト』のロム容量は8Mbitでしたが、続編の『ファイナルファイト2』は10Mbitと少し増量。これによってプレイアブルキャラクター3人と2人同時プレイが実現しました。やったぜ!
 ちなみに、3作目の『ファイナルファイト タフ』のロム容量は、24Mbitと大きく増加しています。これは『ファイアーエムブレム 紋章の謎』と同じサイズですね。

 本作の敵はマッドギアの残党です。マッドギアの総帥だったベルガーが死んで、組織は崩壊したと思われましたが、奴らの生命力はゴキブリ並に強靱でした。ガイの婚約者のレナ(麗奈)と、レナの父親でガイの師匠である源柳斎を誘拐して、ハガーたちに復讐をしようと企てます。
 2人を誘拐して具体的にどうしようと考えていたのかは不明です。まあ、ゴキブリに知性があると考えるのが間違いでしょう。汚物は消毒あるのみです。

 しかし、ガイの関係者が誘拐されたにもかかわらず、ガイは本作に登場しません。どうやらガイは修行の旅に出ていて、連絡が取れなかったようです。ガイの代わりに第1ステージの香港にやって来たのが、レナの妹のマキ(真紀)です。
 本作のオープニングシーンやエンディングシーンを見ると、家族思いの優しい女性のようで好感度大。ところが『ストリートファイターZERO3↑』で再登場した際には、ヤンキーっぽいがさつな性格に改悪されていました。やめてけろ。

 市長の仕事をほっぽり出してきたハガーも参戦。そしてハガー家に居候していた謎の格闘家カルロス宮本が、マキとハガーに協力することになりました。彼は南米出身の日系人だと思われますが、詳しいことは分かりません。
 カルロス宮本は前作のコーディーに近い性能のキャラクターで、マキは前作のガイに近い性能のキャラクターです。扱いやすさで選ぶならカルロス宮本、かわいらしさで選ぶなら当然マキです。

オープニング      キャラクター選択画面

■ ザコ敵は一人一人が別人であるのが理想
 タイトル画面を見ていただくと分かるように、本作は「オプションモード」が付いています。こういう書き方をすると、「えっ? 初代『ファイナルファイト』にはオプションモードが無かったの?」と疑問を持つ人がいると思います。
 実は前作のオプションモードは一種の“隠し要素”になっていました。タイトル画面でLボタンを押しながらスタートボタンを押すと、設定画面に切り替わります(『ファイナルファイト・ガイ』も同じ仕様です)。ここで難易度や残機数の設定を変更することができます。友人からカセットだけを借りてプレイした人は、設定画面があることに気づかなかったのではないでしょうか。

 初代『ファイナルファイト』の設定について言うと、残機数は9人まで増やせましたが、クレジット数(コンティニュー回数)は3回から変更できず、体力を温存しながら進まないとクリアが難しいのは変わらなかったんですよね。
 しかし『ファイナルファイト2』のクレジット数(コンティニュー回数)は、デフォルトで余裕の6回です。さらにコンティニューをしてもステージの最初に戻されることはなく、直前のチェックポイントから始まります。ステージごとに1回ゲームオーバーになったとしても、なんとか全面クリアできる“ゆとり”が生まれました。

 『ファイナルファイト2』には4つの難易度(「イージー」「ノーマル」「ハード」「エキスパート」)があり、難易度を上げると敵の攻撃力や防御力がアップします。本作は難易度によってエンディング内容が変わるため、完全なエンディングを見たい人は、ぜひ「エキスパート」に挑戦してみましょう。一緒に遊んでくれる友人や兄弟がいるなら、2人同時プレイでクリアを目指すのもいいですね。
 なお、2人同時プレイの際に同キャラプレイが可能になる裏技があるので紹介しておきましょう。タイトル画面で、↓↓↑↑→←→←LRと入力して、タイトル画面の背景色が青になったら成功。2Pは色違いのキャラクターになります。

 『ファイナルファイト2』の評価については、前作よりもヌルくなったとか、敵を殴ったときの爽快感が低下したとか、マイナス面を強調する意見が多いように感じます。本作はカプコン内製ではなく外注作品であり、確かに私自身もゲームの芯の部分に違和感を抱くことがありました。なんとなく全体的に単調というか、刺激に乏しい作品であることは否めません。
 最終ステージの日本においても、アンドレ、ブル、ジョニー、マーク、ジャックなどの同じ顔ぶれのザコ敵が登場すると、本当にここは日本かな?と思ってしまいますよね(笑)。せめて名前だけでも「田中」とか「佐藤」に変えるべきだったのではないでしょうか。

後ろに春麗      ウォンウォン

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