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ゲームウォーズ

表紙表紙

アーネスト・クライン『ゲームウォーズ(上)』(SB文庫)
アーネスト・クライン『ゲームウォーズ(下)』(SB文庫)

■ スピルバーグ監督が映画化!
 4月20日から上映が始まったSF映画『レディ・プレイヤー1』の原作小説。原題は映画の題名と同じ『READY PLAYER ONE』。『ゲームウォーズ』という題名は日本独自のものである。おそらく細田守監督のアニメ映画『サマーウォーズ』を意識して、『ゲームウォーズ』に改題したと思われる。
 外国の映画を日本で上映する場合、邦題をどうするかという問題がある。原題をそのままカタカナ表記にすることもあれば、日本人に分かりやすく、またインパクトがあるように題名を作り替えることもある。『The Apartment』→『アパートの鍵貸します』は後者の秀逸な例だろう。

 本作は西暦2041年のアメリカを舞台にしたSF小説だ。〈オアシス〉と呼ばれる仮想空間で活動する少年少女の姿を描いている。主人公のウェイド・ワッツはトレーラーハウスで暮らす下流階級の人間だが、〈オアシス〉の世界では凄腕のガンター(〈オアシス〉の創設者ジェームズ・ハリデーが隠した遺産を探すトレジャーハンターのこと)として活躍している。

 ある日、ウェイドは遺産の場所を示す最初の鍵「コッパー・キー」を世界で初めて手に入れ、一躍有名人になる。〈オアシス〉を管理する組織IOIは、ハリデーの遺産を手に入れようとしてウェイドに接触を計るが、ウェイドはIOIの勧誘を拒否。それ以降、ウェイドはIOIに命を狙われるようになる――というあらすじだ。

 ウェイドが「コッパー・キー」を手に入れたゲームは、なんとレトロゲームの『ジャウスト』。死んだハリデーは1980年代のポップカルチャーのオタクであった。彼の遺産を手に入れようとする者は、ハリデーが〈オアシス〉内に仕込んだコンピュータゲームを次々と攻略しなければならないのだ。『ゲームセンターあらし』や『ファミコンロッキー』といったゲーム漫画が好きな人なら、きっとこの小説を気に入るに違いない。

 さて、スティーヴン・スピルバーグ監督によって映画化された『ゲームウォーズ』、もとい『レディ・プレイヤー1』を観た感想だが、原作で「余計だな」とか「退屈だな」と感じた部分がすべて削ぎ落とされ、見どころ満載のスペクタクル映画に仕上がっていた。
 絵的に映えないレトロゲーム勝負を迫力満点のカーレース勝負に変え、個人vs組織の構図を抵抗勢力vs組織の構図に変え、ホラー映画『シャイニング』の世界を再現するというサプライズまであり、実に見事な脚本というしかなかった。未だ衰えることがないスピルバーグ監督よ、良い映画をありがとう!

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