じろのすけ『非売品ゲームソフト ガイドブック』(ゲームラボ選書)■ 知られざるレアソフトの世界 ゲームソフトを集めていると、どうしても気になるのが「非売品」のレアソフト。中古品を扱っているゲームショップで、ガラスケースの中にこれ見よがしに飾ってある“お宝”だ。
非売品ソフトとは、雑誌の懸賞品、ゲーム大会の記念品、企業が配ったプレゼント品など、一般には販売されなかったゲームソフトのことである。当然ながら流通本数は少なく、ネットオークションでは数十万円の値段が付くものまである。所有しているとちょっとばかり自慢できるかもしれない。
本書はファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、プレイステーションなどの、各ゲーム機の非売品ソフトを写真付きで紹介している。パッケージと中身の写真のみでゲーム画面は載っていないものの、カタログとしての価値は高い。今までありそうでなかった本である。
私はファミコンとスーパーファミコンの非売品ソフトについてはだいたい知っているが、その他の機種の非売品ソフトについては詳しくないので、非常に参考になった。
といっても、スマホが普及した現在では、リサイクルショップでこれらの商品を安く手に入れる機会など皆無であり、「あ~、こういうレアソフトもあるんだなぁ」としんみり鑑賞するだけである。
私はレトロフリークを購入した後、PCエンジンのHuカードのソフトが欲しくなり、中古ショップを回ってみた。しかしめぼしい商品はほとんど発見できなかった。どうやら円安時代になって、外国人にあらかた狩られてしまったらしい。
悲しい。(´・_・`)
ちなみに、ゲーム芸人のフジタさんは、600本限定の『タッグチームプロレスリング スペシャル』(箱・説明書付き)を持っていたが、番組で自宅を撮影した後にソフトが消えていたそうだ。借パクした奴は誰だよw