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真・女神転生II (SFC)

タイトル画面
・機種スーパーファミコン
・メーカーアトラス
・ジャンルロールプレイング
・発売日1994年3月18日
・価格9,990円



■ 神々をもて遊びたるアトラスに、タブーなどないッ…!
 アトラスの人気RPG『真・女神転生』シリーズの第2弾。202X年に発生した大洪水によって壊滅した東京は、メシア教団の指導のもと再建が進められ、それから数十年をかけて「TOKYOミレニアム」と呼ばれる都市へと生まれ変わりました。
 『真・女神転生II』は前作『真・女神転生』における「ロウ側」=メシア教が勝利した世界を描いています。「ロウ側」と敵対していた「カオス側」=ガイア教の信徒は迫害を受けているという設定です。まあ、前作のニュートラルEDだと話がそこで終わっちゃうからね、しょうがないね。

 「TOKYOミレニアム」の人々は、「センター」に住む支配層の一級市民と、その周辺で暮らす二級市民に階級分けされ、社会全体が閉塞感に包まれています。現実の日本社会も格差が広がってそうなりつつあるのが笑えない。
 主人公のホークは、「コロシアム」で戦いに明け暮れる二級市民。ライバルのレッド・ベアーを倒し、チャンピオンになったことで支配層から一目置かれるようになり、そこから本格的に物語が動き始めます。

 全体的なストーリーの流れを見ると、『真・女神転生II』は旧『女神転生II』(FC)を再構築した作品といえます。『女神転生』シリーズは、ファミコン版とスーパーファミコン版のどちらも、第1作目と第2作目の2つの作品で一応完結していますよね。ラスボスのYHVHより上の存在はあり得ないわけですから。

 YHVHは古代ヘブライ人が信仰していた〈創造主〉であり、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の〈唯一神〉です。《ヤハウェ》や《エホバ》と呼ばれていますが、正確な読み方は判っていません。「モーセの十戒」のなかに、「神の名をみだりに唱えてはならない」とあるように、宗教上YHVHを固有名詞で呼ぶこと自体避ける傾向にあります。

 その唯一神を“モンスター”に仕立て上げ、人間と戦わせる(しかも人間に負ける)という冒涜的なゲームをアトラスは作ったのです。まさに怖いもの知らずというか、「おいおい、オカレモンみたいなグラフィックでYHVHを描いて大丈夫なのかよwww」とドン引きしました。

 だいたい唯一神を視覚的に表現できるはずはなく、「人の顔」をしている時点で偽物にすぎないのですが、もしYHVHをもっと抽象的な姿、たとえば「燃える柴」のグラフィックで描いていたら、シャレでは済まなかったかもしれません(笑)。「アトラスは宗教的に限界ギリギリのところを攻めるのが好きだよなぁ~」と、開発スタッフのチャレンジ精神には感心しました。

スティーブン      コロシアム

■ おっと! ヒロコが ぶんれいね。
 前作『真・女神転生』と比較すると、『真・女神転生II』はグラフィックが強化され、また悪魔合体のパターンが増えるなど、システム面でも進化しています。SF色の強いシナリオは壮大で、面白いRPGであることは確かです。しかしユーザーの評価は二分していて、全体的な評価はあまり高くないですね。

 その最大の原因は、頻出するバグです。「デバッグ作業を怠ったのか?」と疑問を抱くほどバグだらけのゲームです。アイテムがいつの間にか別のアイテムに変化していたり、能力アップのカジャ系魔法を使いすぎると逆に能力が下がったり、大きなものから小さなものまで、バグてんこ盛りです。

 ゲーム序盤で発生するバグで有名なものは、ヒロインのヒロコが増殖するバグです。コロシアムでレッド・ベアーを倒すと、主人公のホークはジムを訪問したヒロコと一緒に、ヴァルハラ北東の「マダムの館」へ行くことになります。
 入り口で門番に“しょうたいじょう”を見せたあと、建物に入らずにジムへ戻ると、ヒロコ加入イベントが再び発生。これを繰り返すことで最大5人のヒロコがパーティに参加します(下右画面参照)。このままゲームを進めることもできますが、これ以後どんな不具合が発生しても一切責任は持ちません(笑)。

 このバグは、初プレイのときに偶然見つけましたよ。「マダムの館」に入る前に、「ちょ待てよ。装備品を調えてから出直すか」と考えてジムに戻ってしまったんですね。多くのプレイヤーに起こり得る再現性が高いバグだと思います。――「???何か同じイベントが発生しているぞ???」と首をひねっていたら、ヒロコが2人に分裂。「あれれ、おかしいですよ? あれ、もしかしてバグなのかな? ひゃあ!」(加藤一二三風)。

 「これはさすがにマズいだろうw」と思い、イベント前のセーブデータからやり直し。本作はゲーム終盤にルシファーとサタンという2体の強大な悪魔が出てきますが、「は?ルシファーとサタンは同一人物じゃないの? どうして分裂してんだよ!?」と頭が混乱して辞書で調べました(笑)。「どこまでが仕様でどこからがバグなのか、これもうわかんねぇな」

 本作は2002年3月にプレイステーション版が発売されましたが、こちらも結構毛だらけ、致命的なバグだらけ(特に初期版のディスク)。中古品を買う場合は、いわゆる「ドミネーター版」ではないことをきちんと確認すべきですね。
 なぜ、『真・女神転生II』はこんなにバグが多いのか? う~ん、将門公の祟りか、はたまたマーラ様の怒りか……、要するに、お祓いが圧倒的に足りなかったのです

レッド・ベアー      ケルベロス

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