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バベルの塔 (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカーナムコ
・ジャンルパズル
・発売日1986年7月18日
・価格3,900円



■ 不倒のパズルゲーム、『バベルの塔』
 数あるファミコンのパズルゲームのなかで、屈指の名作とされるナムコの『バベルの塔』。個人的にファミコンのNo.1パズルゲームはテクモの『ソロモンの鍵』だと考えていますが、本作はそれに負けないくらい良質なパズルゲームだと思います。
 『バベルの塔』と『ソロモンの鍵』――このファミコンを代表する2つのパズルゲームが誕生した1986年7月は、ファミコンユーザーにとって記憶に残る夏となりました。同じ月に、ハドソンは『スターソルジャー』でシューティング祭りを開催。コナミは初代『がんばれゴエモン!』を発売と、名作ソフトが次々と登場した時期でした。

 ナムコは1986年6月に発売した『スーパーチャイニーズ』から、独自の低価格路線を展開。ソフト1本3900円、いわゆる「サンキューシリーズ」でゲーム好きの子供たちを笑顔にするという戦略に打って出ました。当時4500円~5000円が相場だったファミコンカセットの値段が、お手頃価格の3900円に下がり、慢性的な金欠にあえいでいた子供たちは大喜び。

 しかし噂によると、任天堂の山内社長はナムコのこうした逸脱行為を快く思っていなかったようです。ナムコは当時、優遇措置を受けていたサードパーティ6社のうちの1社でしたが、そのなかでもナムコへの待遇はまさに特別扱いと言えるものでした。その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしい優遇措置をもらえるナムコは、きっと特別な存在なのだと感じました。

 ナムコは優遇措置にあぐらをかいて、「ここまでは許されるよな?」と“ストレステスト”みたいなことをやっていたんですね。それがエスカレートして、他のゲーム会社に作らせたソフトを自社のソフトとして販売し、勝手に他社からライセンス料を取っていたため、ついに山内社長の堪忍袋の緒が切れました。任天堂とナムコの諍いは、最終的に裁判沙汰にまで発展。
 このときの両社の確執が、ナムコがソニーのプレイステーションに肩入れする要因となり、ずぅ~と尾を引いて現在に至る……というのは、すべて私の妄想、ただの与太話です。
 でも、任天堂の宮本氏や亡くなられた岩田氏が、事あるごとにナムコのレトロゲームをリスペクトしている発言を見聞きすると、任天堂はナムコにずいぶん気を使っているのだなあと、心ならずも忖度してしまいます。

 忖度はさておき、今回レビューする『バベルの塔』は、そのサンキューシリーズの一つです。表面と裏面を合わせて全128ステージという、特大ボリュームのパズルゲームがたったの3900円で遊べちまうんだ! お得感が半端ないですよね。
 これ以外では、『ワルキューレの冒険』、『スカイキッド』、『マッピーランド』、『メトロクロス』、『ルパン三世』などが、3900円で発売されたナムコのソフトでした。

フロア1      フロア4

■ 難解だった壁画ステージの謎
 『バベルの塔』はL字型ブロックを持ち運び、出口までのルートを作るパズルゲームです。ステージによっては出口が「顔の絵」で封印されている場合があり(下左画面参照)、その場合はステージ上にある「水晶球」をすべて回収する必要があります。
 落ち物パズルゲームを除外すると、パズルゲームは、純粋思考型のパズルと、アクションの要素が混じったパズルの2タイプに大別することができます。『バベルの塔』は3種類の敵キャラクター(コウモリ、ウル、バベルズ)がいるので、『ソロモンの鍵』と同じようにアクションパズルに分類されます。

 ゲームの主人公、考古学者のインディー・ボーグナインが一度に持てるブロックの数は1個だけ。ブロックを持ち上げることができる回数にも制限があります(画面左上に表示されている「POWER」の数)。つまり、解答手順を大きく間違え、途中でPOWERがゼロになってしまうと、その時点で詰みになってしまう可能性があるのです。ただでさえ難しいパズルゲームなのに、この回数制限は非常に厳しい。私が初めて遊んだときは、POWERの概念はなくてもよかったかな、と感じました。

 インディーはジャンプ力がゼロで、L字型ブロックを階段のように登ることができるのは、段差が低い方からだけ。「L」を画面上のブロックと見立てると、「→L」方向の移動はできなくて、「L←」方向の移動はできるということです。スペランカー以下のクソザコナメクジ……かと思いきや、どんな高さから飛び降りても平気というヘンなキャラクターです。

 L字型ブロックは角と角がくっつく性質があり、階段状に重なったL字型ブロックの途中の1個持ち上げると、その上のL字型ブロックは下に落ちても階段状を維持します。物理的に不思議な感じがしますが、この性質を理解しないと『バベルの塔』をクリアすることはできません。
 また、インディーが持ち上げたL字型ブロックの向きは、持ち運んでも変わらないという点は重要でしょう。下ろしたL字型ブロックにそのまま登りたいならば、「L←」方向から持ち上げる必要があるということです。『バベルの塔』のステージ1は、その仕組みを理解していないと解けないようになっています(上左画面参照)。いちばん最初のステージなのに、初心者にとっては意外と難しいのです。

 『バベルの塔』で最も厄介だったのが、8面ごとに出現する壁画ステージでした(下右画面参照)。壁画ステージである決められた操作をすると、中央に壁画「ビッグパスワード」が表示されます。最終面クリア後に、8つのビッグパスワードを入力することがエンディングを見る条件になっていますが、そのビッグパスワードを表示させる操作はすべてノーヒント。
 『ドルアーガの塔』の宝箱の出し方と同じで、攻略本がないと何をしていいのかさっぱり分かりませんでした。発売当時、『バベルの塔』を完全攻略したユーザーの人はかなり少なかったと思いますね。まあ、パズルの難しさのあまり、ステージ20くらいでゲームを放り投げてしまった私にとって、ビッグパスワードの問題は特に重要ではなかったのですが(笑)。

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