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真・女神転生 (SFC)

タイトル画面
・機種スーパーファミコン
・メーカーアトラス
・ジャンルロールプレイング
・発売日1992年10月30日
・価格8,800円



■ アクマを ころして へいきなの?
 日本が生んだRPG(ロールプレイングゲーム)といえば、『ドラゴンクエスト』シリーズと『ファイナルファンタジー』シリーズの二つが特に有名ですよね。巷では日本の「二大RPG」と称されることが多いと思います。

 そこにもう一つRPG作品を加えて、日本の「三大RPG」を決めるならば、一体何を選べばいいのでしょうか? 『ポケットモンスター』シリーズは、RPGというより、『ポケモン』自体が一つのジャンルのような気がしますし、『ゼルダの伝説』シリーズは、RPGではなく「アドベンチャーゲーム」という区分だと思います。
 『テイルズ オブ』シリーズは、……確かに人気作であり作品数も多いですが、「国民的RPG」とは言い難いでしょう。シリーズ第1作目の『テイルズ・オブ・ファンタジア』の発売が1995年と遅く、私としては後発のイメージがどうしても拭えないですね。

 ファミコン~スーパーファミコン時代は、『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』、『ウィザードリィ』、『女神転生』がRPGの四大タイトルでした。このうち、『ウィザードリィ』シリーズは元々海外作品の移植であり、本家が『Wizardry 8』で事実上終了したために脱落。
 すると、第三のRPGに最も近い作品は『女神転生』シリーズということになりますが、こちらは派生作品の『ペルソナ』シリーズや『デビルサマナー』シリーズに分裂してしまい、ナンバリングタイトルが少ないという弱点があります。「三大RPG」に入れるには、決定打に欠けている、という状況かもしれません。

 まあ、世に言う「三大○○」の三番目って、他の二つと比べて格が落ちる場合が多いですよね。「たのきんトリオ」の野村義男(ヨッちゃん)とか(失礼)、昭和の子供たちの憧れだった「巨人・大鵬・卵焼き」の卵焼きとか。
 巨人(日本シリーズ9連覇を達成した人気プロ野球球団)←「分かる」、大鵬(幕内最高優勝32回の大横綱)←「分かる」、卵焼き(弁当のおかずの定番)←「は?人ですらないだろ! 堺屋太一はいい加減にしろ!

 さて、前置きが長くなりましたが、今回レビューするソフトは、アトラスの代表作『真・女神転生』(SFC)。ファミコン用ソフト『デジタル・デビル物語 女神転生』と『デジタル・デビル物語 女神転生II』をリブートした、新生『女神転生』シリーズの第1作目です。
 1987年に旧『女神転生』が発売されたときは、「おおっ! ナムコもついに本格的なRPGを投入したのか! なかなかやるじゃない!」と思いましたね。ところが後になって、ナムコはただの販売元であり、開発したのはアトラスだと知り、私の中のアトラス株が急上昇。ナムコ株はストップ安の末に上場廃止となりました。ナムコの作品にしては世界観が硬派でマニアックすぎる、と感じたのは正しかったわけです。

ゆりこ      マップ画面

■ ロウとカオス、あなたならどちらの側につく?
 敵キャラの「悪魔」と会話・交渉を行い、自分のパーティのメンバー(本シリーズでは「仲魔」と表現)に勧誘し、またその仲魔を「邪教の館」で合体させて、より強力な仲魔を作り出す「悪魔合体」という特異なシステムを持つ『女神転生』シリーズ。
 『真・女神転生』はファミコン版の旧二作で好評だったシステムを継承し、さらなる飛躍に挑戦した作品です。ゲームの舞台が現代の東京という、当時のRPG界ではほとんど例がなかった設定は、ゲームファン、特にコアゲーマーと呼ばれる層から熱い支持を得ました。世紀末がひたひたと迫っていた時代、本作の背徳感に満ちたダークなストーリーは、他のサブカルチャー作品にも大きな影響を与えたと思います。

 プレイヤーの分身である主人公は、母親と二人で、東京の吉祥寺で暮らすごく普通の男子高校生。謎の車椅子の男(スティーブン)から「悪魔召喚プログラム」を受け取った主人公は、夢の中で出会った少年たちと現実で巡りあい、やがてロウ側とカオス側に分裂する社会と対峙することになります。
 シナリオの序盤、母親が悪魔に食い殺されるという衝撃の展開には、心をえぐられた人が多かったのではないでしょうか。インターネットでゲームのトラウマシーンが話題になると、必ず例として出てきますよね。

 主人公と行動を共にしていた二人の友人は、考え方の違いから、片方はロウ側(法や秩序を重んじる「メシア教」)につき、もう片方はカオス側(自由や混沌を好む「ガイア教」)について袂を分かちます。主人公はロウヒーローとカオスヒーローのどちらの主張を受け入れるのか、その選択はプレイヤーに委ねられることになります。

 このゲームのいちばんの面白さは、ロウルート、カオスルート、そして第三のルートであるニュートラルルートの三つの選択肢があり、それぞれ別のエンディングを用意していることです。一粒で三度美味しいマルチエンディング採用のRPGです。
 ロウ=メシア教の守護者は天使であり、カオス=ガイア教の守護者は悪魔であることから、ロウが「善」、カオスが「悪」と簡単に線引きできるように思えますが、シナリオを進めていくと、どちらの言い分が正しいのか判断に迷うようになります。このあたりはなかなか巧妙な作りですよね。

 私は最初にロウルート、次にカオスルートをクリアして、最後にニュートラルルートのエンディング見てゲームを終了しました。「メシア教もガイア教も根っこは一緒じゃん。いいぜ、てめえらが何でも思い通りに出来るってなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!(シャキーン」――かくして東京は、天使も悪魔もいない、平和な世界になったとさ。めでたし、めでたし。

生け贄の儀式      超人ドウマン

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