ゲーム風呂

ゲームレビュー&ゲーム動画のブログ
ゲーム風呂 TOP  >  ゲームレビュー  >  ファミコン >  スパルタンX (FC)

スパルタンX (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカー任天堂
・ジャンルアクション
・発売日1985年6月21日
・価格4,900円



■ 考えるな、感じろ!
 本作は、香港映画『スパルタンX』(1984年)を題材にしたカンフーアクションゲームです。映画の『スパルタンX』のことを考えると、心の中が懐かしさでいっぱいになりますね。香港の人気俳優ジャッキー・チェンとその弟分ユン・ピョウ、そして「元祖動けるデブ」ことサモ・ハン・キンポーが活躍する痛快娯楽映画。子供の頃はテレビで放映された『スパルタンX』をビデオテープに録画して、何度も繰り返し観ていましたよ。

 映画が日本で公開された同じ時期に、同じタイトルのビデオゲームがゲームセンターに登場。なんとメーカーのアイレムは映画の公開前にゲームを作っていました。
 主人公トーマスが悪党にさらわれた恋人のシルビアを助けるという設定は映画と同様ですが、それ以外は全くの別物。映画を観ないでゲームを作れば当然そうなりますよね。

 ゲーム内容はブルース・リー主演の映画『死亡遊戯』によく似ていて、「タイトルは『スパルタンX』なのに、中身は『死亡遊戯』とはどういうこっちゃ?」とみんな不思議がっていました。おそらく、というかほぼ確実に、アイレムの開発スタッフは『死亡遊戯』を元ネタにしてゲームを作っています(笑)。

 その映画『死亡遊戯』は、1973年に32歳の若さで亡くなった伝説の俳優ブルース・リーの遺作となった作品です。ブルース・リーは1966年にアメリカのテレビドラマ『グリーン・ホーネット』で俳優デビュー。主人公グリーン・ホーネットの相棒カトウ役で人気を博しました。ブルースはこのドラマで「截拳道(ジークンドー)」の基礎である「詠春拳」を披露しています。
 ブルースは初のハリウッド作品となった『燃えよドラゴン』(1973年)を完成させた後、中断していた『死亡遊戯』の撮影を再開しますが、その矢先、愛人のベティ・ティンペイの自宅で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。死因については現在でも謎が多いです。

 『死亡遊戯』はブルース・リーが撮影で遺したフィルムと、複数の代役(代役の一人がユン・ピョウ)を使って追加で撮影したフィルムを貼り合わせた不完全な映画であるため、粗が目立つ作品です。
 しかしながら、身長218cmの黒人ハキム(NBA選手のカリーム・アブドゥル・ジャバー)と闘うシーンはインパクトが強く、そのときにブルースが着ていた黄色のジャンプスーツは彼の代名詞となっています。ブルース・リーに興味があるなら、必ずチェックしておくべき映画でしょう。ゲーム版『スパルタンX』の3階のボス・怪力男は、ハキムをモデルにしていると思われます。

キック      棒術使い

■ 4階のボス、妖術使いが最強の敵
 ファミコン版『スパルタンX』は、アーケード版『スパルタンX』を開発したアイレムのソフトではなく、任天堂のソフトとして発売されました。アイレムは自社ソフトとして本作をファミコンに移植する予定でしたが、任天堂の宮本茂氏から「ぜひ我が社から出したい」との要望があり、こういう形になったそうです。

 移植の出来はかなり良いと思います。アーケード版『スパルタンX』の筐体は4方向レバーであったため、斜めジャンプがやりにくいのが難点でした。ファミコン版『スパルタンX』は十字キーでスムーズに自機トーマスを動かすことが可能です。
 ブルース・リーが創始した武術「截拳道」は、決まった型を持たない無形の拳法であり、水のような動きを特徴としています。対戦相手の急所を最短距離で叩く、実戦的な武術「截拳道」。トーマスのキレの良い動きは、上手くそれを表現しているのではないでしょうか。まあ、先に述べたように、本作は『死亡遊戯』を題材にしたゲームではありませんが(笑)。

 ファミコン版『スパルタンX』には、『KUNG FU』バージョンという超レアソフトが存在しています。『スパルタンX』の版権が切れた後で、箱・カセット・タイトル画面の文字を「KUNG FU」に変えて再販された後期バージョンのソフトとのこと。販売本数はWii Uソフトの『ラビッツランド』並に少ないかもしれません。
 これを中古ショップのワゴンケースの中から発見できたら最高なんですけどね。そんな夢のような話、絶対にあり得ないですよね~

 『スパルタンX』といえば、「24周をクリアしたときにシルビアが敵として襲ってくる」というガセネタ、ファミコン世代の人なら憶えていますよね。ゲーム漫画『ファミコンロッキー』がでっち上げたフィクションなのですが、24周クリアという極めてハードな条件により、実機での検証は不可能に近い話でした。
 Xはアルファベットの24番目の文字だから、24周クリアしたときに何かが起きる!――こういう強引すぎる展開はわりと好きです。もし『KUNG FU』バージョンにこのネタを実装していたら、一大事件になっていましたよ(笑)。

 『スパルタンX』や『プロジェクトA』でカンフー映画の一大ブームを作ったジャッキー・チェン。私は彼が発散する“いい人オーラ”がたまらなく好きでした。しかし最近のジャッキーは中国共産党に迎合した痛い発言が多くて、ファンであったときの熱がすっかり冷めてしまいました。
 ジャッキーは『サンダーアーム』の撮影の時に死んでいたら、ブルースのような伝説の存在になったんじゃないかな?(失礼)

シルビア      怪力男

にほんブログ村 ゲームブログへ
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

udontaro

Author:udontaro
FC2ブログへようこそ!

ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

当ブログはリンクフリーです。

カテゴリ
Wii (4)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ