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マーチ博士の四人の息子

表紙

ブリジット・オベール『マーチ博士の四人の息子』(ハヤカワ文庫)

■ トリッキーなフランス・ミステリ
 重版出来されていた本書を書店で見かけたのでレビュー。物語の舞台は、アメリカの田舎町にあるマーチ医師の屋敷。その屋敷にはマーチ夫妻とその4人の息子、そして住み込みのメイドとして雇われたジニーが暮らしていた。
 ある日、ジニーは屋敷の中で「殺人者の日記」なるものを偶然発見する。その日記を書いた人物は、4人の息子のうちの誰かであるようだが、愚鈍なジニーは人物を特定できない。殺人者はジニーが日記を盗み読んでいることに気づき、彼女を精神的に追い詰める。

 本作は「殺人者の日記」と「ジニーの日記」が交互に並んだ構造になっている。「殺人者の日記」を読んだジニーの反応、「殺人者の日記」を読まれた殺人者の反応が積み重なり、驚愕のラストに行き着く。「4人全員の共犯」であるとか、「父親のマーチ博士の犯行」であるとか、読者がパッと思いつきそうなオチを超える、斜め上の結末が待っている。設定に不自然なところも感じるが、いいじゃないか、おフランス製のミステリだもの。

 本書の帯には「表紙からすでに仕組まれたトリック。見破れますか?」との宣伝文句がある。結末を読んだ後で表紙のイラストをじっと見てみると……トリック……トリックねぇ、意味がよく分からない。私にとっては、この文章の方が謎であった。

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