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この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

表紙

ルイス・ダートネル『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた』(河出書房新社)

■ 失った科学技術を取り戻すことは容易ではない
 もし地球上の人間が激減して、我々が築き上げてきた科学文明が崩壊したら、生き残った人間たちはどうすればいいのだろうか? 本書は文明社会が破局した場合の対処方法を教えてくれるサバイバルガイドである。食料、衣服、医薬品など、人間が生活するうえで必要な物資を作り出すプロセスを簡単にまとめている。

 本書は何らかの理由(疫病や核戦争や小惑星の落下)によって地球の環境が激変し、大多数の人間が死亡してしまった世界を想定している。腐りにくい食料品はまだ残っている、動かせる機器類や利用できる燃料も多少はある、しかしそれらは急速に劣化していくという状況だ。

 人はいるが物資がない「マッドマックス型」の世界ではなく、物資はあるが人がいない「アイ・アム・レジェンド型」の世界を考えると分かりやすいだろう。自分以外に人がいなければ、ショッピングモールの商品を独り占めにできるじゃないか、と心躍るかもしれないが、それらの商品がどうやって製造されたのか、その道の専門家でなければ詳しいことは分からない。
 缶ジュース1本にしても一人の人間の力で完全に再現することは不可能だ。人類が数千年の間に蓄積してきた科学技術が一気に消失していく、これは想像するだけで恐ろしいことだと思う。未曾有の大災害が発生すれば、人類の叡智は無に帰してしまう可能性があるのだ。

 図書館に残った書物を漁れば、物資を作り出す「原理」を知ることはできるだろう。ただその「原理」を知ったところで、使い物になる物資を作り出すまでには相当の試行錯誤がいる。生活用品を一通り生産するためには、いったいどれだけの時間がかかるのだろうか。まずは道具がいる、その道具を作る道具がいる、その道具を作る道具を作る道具がいる……無限後退の罠に陥った私は、そのうち考えるのをやめた。

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