ゲーム風呂

ゲームレビュー&ゲーム動画のブログ
ゲーム風呂 TOP  >  ゲームレビュー  >  ゲームボーイ >  ウィザードリィ外伝II ~古代皇帝の呪い~ (GB)

ウィザードリィ外伝II ~古代皇帝の呪い~ (GB)

タイトル画面
・機種ゲームボーイ
・メーカーアスキー
・ジャンルロールプレイング
・発売日1992年12月26日
・価格4,500円



■ ベニー松山氏のセンスが光る秀作
 ゲームボーイで発売された『ウィザードリィ外伝』シリーズで、最もゲームバランスが良いとされる『ウィザードリィ外伝II ~古代皇帝の呪い~』。この作品をプレイしないで、『ウィザードリィ外伝』シリーズを語ることができるでしょうか(反語的表現)。キャラクター育成とアイテム収集の楽しさは、本家『ウィザードリィ』を超えているかも。

 本作をプレイ済みの人は幸いです。なぜなら、『外伝II』の素晴らしさを人々に伝えることができるからです。本作をまだプレイしていない人は幸いです。なぜなら、『外伝II』の面白さをこれから味わうことができるからです。さあ、『外伝II』の舞台であるアルマールへ旅立ちましょう。

 砂漠のオアシスにあるアルマールは、東西の貿易の中継地として栄える城塞都市。東洋と西洋の文化が溶け合うこの場所は、キリスト教の僧侶がヒンドゥー教のバラモンをフレイルでぶっ叩いたり、日本の侍がエジプトのスフィンクスを刀で斬りつけたり、・・・・・・要するに、なんでもありのカオスな世界です。

 あるとき、アルマールの領主ウディーンは、近くで発見された古代遺跡の発掘を命じます。徳川埋蔵金よろしく地下に金銀財宝が埋められていると思ったのでしょう。欲の皮が突っ張ってますね。
 しかし眠っていたのは財宝ではなく、強大な魔力を持つ古代皇帝ハルギス。ハルギスの呪いはアルマール全土に厄災をもたらし、ウディーンの愛娘マナヤまでも苦しめるようになります。

 『外伝II』のシナリオを担当した人物は、『ウィザードリィ』の伝道師であるゲームライターのベニー松山氏。ベニー松山氏はシナリオの執筆だけでなく、マップデザインとモンスター&アイテムの数値設定も行っています。本作のゲームバランスの良さは、ひとえに彼の彫心鏤骨の賜物です。

 ベニー松山氏の代表作『隣り合わせの灰と青春』は、『ウィザードリィ 狂王の試練場』を題材にした小説ですが、小説家の古川日出男氏は、『外伝II』をノベライズした『砂の王』という作品を発表しています。この『砂の王』をベースにした小説『アラビアの夜の種族』は、日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞した大傑作。ゲームをプレイしたなら、ぜひこちらもチェックを。

御触れ      アルマール

■ ユニークアイテムの五行武器
 『外伝II』のマップは、地下11階層+黄泉界の全12階層になっています。ダンジョンの各階は16×16マスの正方形で、マップの広さは『外伝I』と同じです。
 地下1階には地下4階まで続くエレベーターがあり、地下4階には地下9階まで続くエレベーターがあります。しかしキーアイテムを取っていない序盤の段階では、エレベーターは利用できません。ゲームを進めていくと、スムーズにダンジョンの入口から地下9階へ、さらにハルギスがいる地下10階へ降りることができるようになります。

 一方通行だらけの地下3階や、地下5階~地下7階のトリプル・フロア(『ウィザードリィIV』のコズミックキューブをオマージュした階層で、3つの階層が複雑に入り組んでいる)を移動していると、街に戻れるのか不安になってきます。
 「マダルトを使えるのはあと1回だけ。でも帰りのルートが見つからない・・・・・・」――初見プレイの際は、マジックポイントが枯渇して全滅の危機に陥りましたよ。エレベーターが自由に使えるようになったときは嬉しさがこみ上げてきました。このあたりのマップ構成は実にお見事。

 『外伝II』は、全10階層だった『狂王の試練場』に、さらに2階層を付け加えたような構造をしています。地下10階でハルギス(『狂王の試練場』でいうところのワードナ)を倒してもゲームは終わらず、地下11階では中ボスの四霊獣が、そして黄泉界では中ボスの六魔王と真ボス・スケイリーエンプレスが待ち構えています。
 『狂王の試練場』の場合、ワードナを倒した後は、アイテム収集だけが目的の「消化試合」になっていましたからね。強い固定ボスを追加して、キャラクター育成とアイテム収集に意味を持たせた――『外伝II』がゲームファンから高い評価を得た理由はここにあります。

 『外伝II』には、特定の種族かつ特定の職業だけが装備できる「五行武器」というものがあります。人間の君主のみが装備できる「ベイキングブレード」、ドワーフの戦士のみが装備できる「金剛の戦斧」、ノームの僧侶のみが装備できる「大地のフレイル」、エルフの魔法使いのみが装備できる「木霊の弓」、ホビットの盗賊のみが装備できる「アイシングダガー」の5つです。どれも非常に性能が高い武器ばかりです。
 ベイキングブレード以外は、「基本職」(戦士、僧侶、魔法使い、盗賊)の者が装備できるように設定してあるため、ゲームの最後までキャラクターを「上級職」(司祭、侍、君主、忍者)に転職させないという選択肢も視野に入るようになりました。

 う~む、最終的なパーティ構成はどうするか、いろいろと悩みますなぁ(恍惚)。

青く澄んだ泉      中ボス戦

にほんブログ村 ゲームブログへ
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

udontaro

Author:udontaro
FC2ブログへようこそ!

ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

当ブログはリンクフリーです。

カテゴリ
Wii (4)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ