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トランスフォーマー コンボイの謎 (FC)

タイトル画面
・機種ファミコン
・メーカータカラ
・ジャンルアクション
・発売日1986年12月5日
・価格4,900円



■ クソゲー保証、タカラのファミコンソフト
 前サイバトロン総司令官、諸君らが愛してくれたコンボイは死んだ、何故だ! コンボイは、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、死んだ! 戦いはこれからである。
 諸君の父も兄も、タカラの怒濤のクソゲーラッシュの前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない! それをコンボイは死を以って我々に示してくれたのだ!

 ファミコンソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』は、クソゲーの歴史に燦然と輝く伝説のアクションゲームです。クソゲー界の征夷大将軍こと『デスクリムゾン』には劣るものの、プレイした者に与える衝撃は、ユカタン半島に衝突した小惑星クラスかもしれません。
 メーカーのタカラ(現:タカラトミー)は、ファミコン時代から今日に至るまで、着実に、そして恒常的にクソゲーを生産してきました。クソゲーハンターの人にとっては、タカラは常に目が離せない貴重な存在でしたが、核弾頭『メジャー Wii パーフェクトクローザー』の解体処理に失敗したのか、現在はゲーム部門から撤退しています。

 と思ったら、前月、夏のクソ暑いさなか、『キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎』と銘打った、謎のスマートフォンアプリが登場しました。『コンボイの謎』をリバイバルした、強制スクロール型の鬼畜アクションです。
 iOS版はアップルから偽物だと疑われたため、公開が延期になるというハプニングが発生したそうです(笑)。ダウンロード自体は無料ですが、課金は敗北を意味すると思います。

 上司コンボイの死の真相を探るため、強大な敵「デストロン」に戦いを挑んだウルトラマグナス(Ultra Magnus)。magnusはラテン語で"great"を意味します。つまり、日本語に訳すと「超スゴイ」。玄関の表札に「超スゴイ」と書いてあったらビビリますね。「空条承太郎さんのお宅ですか?」と思いますよ。
 その超スゴイさん、コンボイが亡くなる直前に、彼から総司令官の証である「マトリクス」を受け取っています。その後、ロディマスコンボイ(ホットロディマス)が正式な総司令官の座に就いたため、ウルトラマグナスは副官としてロディマスコンボイを支えることになりました。
 新選組でいえば、局長の近藤勇を補佐していた副長の土方歳三、攻殻機動隊でいえば、実働部隊リーダーの草薙素子のポジションですな。まあ確かに、物語にするなら最も面白い視点であることは間違いないでしょう。

ステージ1      ステージ1のボス

■ 日本人ならば~、お茶漬けを食べよう~♪
 『コンボイの謎』はタカラのファミコン参入第一弾ソフトです。空前のファミコンブームにまんまと乗り遅れたタカラは、「トランスフォーマー」という自社の人気商品を使ってゲーム市場に殴り込みをかけました。老舗おもちゃメーカーのタカラとしても、子供たちを虜にしていたテレビゲームを無視するわけにはいかなかったのです。
 「バンダイさんだって、色々とヒット作を飛ばしてるやろ。キャラクターものなら、うちにも勝算がありまっせ。絶対いける!」と算盤を弾いたタカラ。「子供に人気のロボットものやでぇ。トレーラーが巨大ロボに変身して、ガンガン敵をやっつけるんや! ステージは全部で10面! うはwこれwすっごいボリュームやん!」

 発売時期は子供とその親の財布の紐がガバガバに緩む、クリスマス商戦真っ只中の12月に設定。さらに「コンボイが死んだ今、この謎を君は攻略できるか!?」という謳い文句のテレビCMを逐次投入。「打てる策はすべて打ったな。あとは吉報を待つだけや・・・・・・」、トランスフォーマーに賭けたタカラの想い、それは我々ユーザーが考えるよりもはるかに大きいものでした。
 その心血を注いだ『コンボイの謎』が、後世になってクソゲーの代表格としてネタにされるなんて、タカラの担当者は夢にも思っていなかったでしょう。実際のところ、『妖怪ウォッチ』のように自分の作品が狙い通りに大ヒットするなんて、極めて稀な話なんですよね。

 『コンボイの謎』については、「なぜこんなに難しくしたのだろう?」というのが私の第一印象でした。スタート直後に、背景の白い山に紛れた2×2=4ドットの小さなステルス弾に当たってドーン(爆発)。2機目でなんとかその弾を避けてみると、斜め上から突っ込んできた飛行機に激突してドーン(爆発)。知らない間に3機目もドーン(爆発)。30秒でゲームオーバーになるファミコンソフトって、なかなか無いですよ。
 このゲームバランスなら、自機のウルトラマグナスは「ライフ制」にすべきだったと思います。3発までなら敵の攻撃を耐えられる、そのくらいの強度にしないと普通の人間はクリア不可能ですね。たぶんステージ2で挫折します。私は上下にスクロールする面(ステージ3)の存在を、インターネットの動画で初めて知りました(笑)。

 本作の販売本数は約60万本とのこと。意外というか想像以上に売れていましたね。ゲーム会社にとってファミコン全盛期は「ボーナスステージ」のようなものだったと思います。
 まあ、こうして人々の記憶に残るなら、クソゲーでもいいじゃないですか(暴言)。まったく相手にされずに消えてしまったゲームよりも100倍は幸せですよ。カセットの表面にあるタカラの「ダッコちゃん」マークを見ると、私は胸が締め付けられるような哀愁を感じるのです。

ステージ3      ステージ3のボス

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