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超常現象の科学

表紙

リチャード・ワイズマン『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか』(文藝春秋)

■ 脳は「見たいもの」しか見ない
 普段の生活をしているとき、以前にもこの光景を(夢で)見たことがあると感じたことはないだろうか。いわゆる「デジャブ(既視感)」と呼ばれている現象だ。子供の頃は、なぜ未来の出来事を夢の中で見るのだろうか、未来の出来事はすでに決定しているのではないか、と不思議な感覚に襲われたものだ。
 本書の著者であるリチャード・ワイズマン博士は、予知、念力、幽体離脱といった「超常現象」を、科学の視点から検証していく。かいつまんで言うと、それらはすべて人間の脳が作り出した「錯覚」なのですよ、と。

 ワイズマン氏はプロのマジシャンとしての経歴があり、人を騙すテクニックには精通している。相談者の悩みをずばり言い当てる占い師、手を触れずに物体を動かす超能力者、死んだ人間と交信できる霊媒師など、オカルトジャンルで商売している人々の手法を、ユーモアを交えながら批判的に紹介している。
 良く当たると評判の占い師は、観察眼が非常に鋭い。身につけているアクセサリーや仕草、そして誘導尋問から、相手の個人情報を引き出してしまう。なぜ自分のことを知っているのか、と驚いたら、もうその占い師のペースに嵌っているのだ。

 本書後半では、1978年に信者が大量自殺した宗教集団「人民寺院」のことが取り上げられていた。教祖ジム・ジョーンズの指示によって、900名以上の人間が自ら毒入りジュースを飲んだ痛ましい事件は、マインドコントロールの怖ろしさを教えてくれる。
 もし社会生活において、カルト宗教の手口――まず小さな要求から始めて、徐々に要求を高めていく「段階的要請法」――を感じる組織があったら、それとは距離を置くべきだろう。他人の幸福の追求のために、自分が犠牲になる必要はない。

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ゲームになった映画たち 完全版

表紙

ジャンクハンター吉田『ゲームになった映画たち 完全版』(マイクロマガジン社)

■ ゲームと映画 その高い親和性
 2008年に刊行されたムック本『ゲームになった映画たち』を大幅に加筆・修正した完全版。全ページカラーで作りが良く、資料的価値は高い。ゲーム好き、映画好き双方にオススメできるカタログ本である。ゲームと映画のどちらも大好きなら、保存用と合わせて二冊買うべきだと思う。

 ハリウッド映画を原作としたゲームは想像以上に多い。ファミコン時代から現在のHDゲーム機時代まで、その時その時のヒット映画がことごとくゲーム化されてきた。映画にアクションシーンが含まれているなら、とりあえずゲームも作っておこうというスタンスなのであろう。
 映画のゲーム化は高額な版権料がかかるため、基本的に儲かる企画ではないようだ。はたしてこれらの作品の中で採算が取れたゲームがどれだけあったのか、販売本数のデータを見たいと思った。

 本書では日本語版が発売されなかったゲームも数多く紹介している。ゲーム業界自体の評判を落とした“伝説のクソゲー”Atari 2600版『E.T.』ももちろん収録してある。個人的にはホラー映画を題材にしたシュールなレトロゲームがツボだったりした。

 最後の第7章では、逆パターンとしてゲームから映画になった作品をまとめている。近頃、興味本位で『TEKKEN -鉄拳-』のDVDをレンタルしてみたが、『ストリートファイター』以上の駄作で吹いた。ジャッキー・チェンをレイ・ウーロン役に起用するぐらいの遊び心が必要だったのではなかろうか。
 もし『ゴッド・オブ・ウォー』が映画化されるなら、(クレイトス役の俳優次第だが)『サイレントヒル』を超えるヒット作になるかもしれない。

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