ゲーム風呂

ゲームレビュー&ゲーム動画のブログ
ゲーム風呂 TOP  >  ニンテンドーDS

Newスーパーマリオブラザーズ (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカー任天堂
・ジャンルアクション
・発売日2006年5月25日
・価格4,800円



■ 2Dマリオの新シリーズ始動!
 1995年8月発売の『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』(SFC)から約11年ぶりとなった、横スクロールタイプのマリオシリーズ作品。グラフィック自体は3Dポリゴンで描かれていますが、横視点の2Dアクションゲームと同じ感覚で遊べる作りになっています。十字キーとボタン2つの簡単操作が嬉しいですね。
 『サザエさん』のイクラちゃんのように「バブー」と喃語を使い始めた乳幼児から、「わしの若い頃はゲーセンでぶいぶい言わせたもんじゃ」と語るおじいちゃんゲーマーまで、年齢に関係なく楽しめる優良ソフトだと思います。

 累計販売本数は初代『スーパーマリオブラザーズ』(FC)の680万本に肉薄する640万本。本作はDS最大のヒット作品となり、『脳トレ』から始まった「DSブーム」をさらに加速させました。DS本体と一緒にこのゲームを購入したユーザーの人も多かったことでしょう。みんな、2Dマリオに飢えていたんやなって……

 2Dマリオと3Dマリオのどちらが好きかと言えば、私は断然2Dマリオです。古臭いと笑われようが、懐古趣味と罵られようが、3D酔いの心配がない2D空間のアクションゲームが安心してプレイできます。
 確かにシリーズ初の3D作品『スーパーマリオ64』は傑作でした。Wii Uで発売された『スーパーマリオ 3Dワールド』も素晴らしい完成度でした。でもですね、3Dマリオはプレイ時の疲労感が大きくて、あまり長時間遊びたいとは思いませんね。
 3Dゲームのすべてが酔うわけではありませんが、世の中には『スーパーマリオ64』でさえ酔ってプレイできない人もいるんですよ。

 ニンテンドーDSでは、2004年12月に『スーパーマリオ64』をアレンジ移植した『スーパーマリオ64DS』が発売されていましたが、シンプルな横スクロールアクションのマリオ作品も求められていました。そこで「新しいスタンダード」となる『New』シリーズが企画されたそうです。
 旧作『スーパーマリオブラザーズ』の良さを殺さずに、三段ジャンプや壁キックなどの新アクションを盛り込んだ『Newスーパーマリオブラザーズ』は、喝采をもってファンに迎えられました。


■ 誰でもできる、新しいマリオ。
 ストーリーはいつもの如く、ピーチ姫がクッパ軍団にさらわれてマリオが助けに行くというもの。今回の首謀者はクッパではなくクッパJr.。『スーパーマリオサンシャイン』(2002年)でデビューしたクッパJr.がクッパの一人息子として公式的に設定されたため、『スーパーマリオブラザーズ3』から登場している「コクッパ7人衆」は、クッパとどういう関係にあるのか不明になってしまいました。コクッパたちはクッパの甥とか姪なのでしょうか?

 コースは8つのワールドに分かれ、『スーパーマリオブラザーズ3』と同じようなマップ方式を採用。マスを移動して砦や城などの各コースに進入する仕組みです。ワープ用の大砲に入ると、次のワールドを飛ばして先に進むことができます。
 ピーチ姫はクッパJr.に引きずられて各地を転々としますが、ピーチ姫の身体能力があれば簡単にクッパJr.から逃げられるでしょう? わざとやってませんか?

 父親のクッパは初っ端のワールド1の城で、マリオに溶岩の中に落とされて骸骨になってしまいます。クッパJr.はワールド8の城で骸骨になったクッパを「魔法の壺」に入れて復活させますが、扱い方が雑で吹きました。末恐ろしい子w

 マリオのパワーアップアイテムは、いつもの「スーパーキノコ」「ファイアフラワー」「スター」に加え、コウラマリオに変身する「青コウラ」、マメマリオに変身する「マメキノコ」、巨大マリオに変身する「巨大キノコ」があります。
 マメマリオに変身すると体が非常に小さくなり、狭い通路や細い土管を通れるようになります。マメマリオでしか行けないコースも存在します。
 巨大マリオに変身すると文字通りマリオが巨大化して、障害物を破壊しながら進めるようになります。巨大キノコを下画面にストックしておいて、さまざまなコースで巨大マリオを試してみる楽しみ方がありますね。

 難易度は万人向けに調整した結果、かなり易しめに。2Dマリオが得意な私にとっては、正直ぬるすぎる湯加減だと感じました。砦や城をクリアすると状態をセーブできるため、残機数はほとんど意味なし。『スーパーマリオブラザーズ2』で味わった、「やべー、あと10機しかないよ ヾ(・ω・`;)ノ」といった焦燥感とは無縁のゲームです。
 任天堂の宮本氏も「少し簡単すぎるかな?」と思ったとか。上級者向けのワールド9がおまけにあったら、文句なしのゲームでした。

にほんブログ村 ゲームブログへ

逆転裁判 蘇る裁判 (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーカプコン
・ジャンルアドベンチャー
・発売日2005年9月15日
・価格4,800円



■ 異議あり! あなたの今の発言はムジュンしています!!
 『逆転裁判 蘇る裁判』(DS)は、2001年10月に発売されたアドベンチャーゲーム『逆転裁判』(GBA)のリメイク作品です。新エピソードの第5話「蘇る逆転」が追加され、2画面のDSに移植したことによって操作性が向上しています。

 ゲームの主人公は、新人弁護士の成歩堂龍一(通称:ナルホドくん)。無実の罪で裁かれようとしている被告人を、法廷戦術を駆使して無罪にするユニークなアドベンチャーゲームです。第1話から第5話までは「連作もの」で、第1話で出てきた凶器(置き時計)が第2話でも使われたり、各話の内容は微妙につながっています。

 まず最初に「探偵パート」で関係者に対する聞き込みや証拠品集めを行い、次に「法廷パート」で検察側と事案について争います。探偵パートで全フラグを回収していないと、裁判パートには進めないように作ってあるので、証拠が足りずに裁判の途中で詰むということはありません。ストーリーを楽しむことに重点を置いた親切設計です。

 本作の裁判は「序審法廷制度」と呼ばれるシステムによって行われます。もちろんこれは日本の司法制度とは異なる架空のものです。「序審」において決定する事項は、被告人が「有罪」であるか「無罪」であるかの1点のみ。「序審」で有罪が確定した場合、「本審」に移行して被告人の量刑が審理されるそうです。
 「序審」は最長で三日間というスピード裁判です。濡れ衣を着せられた被告人にとっては、人権無視の迷惑この上ない欠陥制度なのですが、あくまでもゲームの世界の話です。ゲームに登場する検察や警察の組織機構も、カプコン独自の(非現実的な)解釈で描かれています。

 法廷で勝つためのポイントは、証人として出廷した登場人物の発言の中にあるムジュン(矛盾)を指摘すること。証人の発言と証拠品との間に食い違いがあると気づいた場合、「異議あり!」とタイミング良く容喙し、相手の主張を崩します。
 異議の内容は成歩堂がプレイヤーの意を汲んで丁寧に説明してくれるため、あれこれと細かく指図する必要はなく、ムジュンの指摘が正しかった場合は自動的にストーリーが進行します。


■ 成歩堂のプレッシャーからは逃れられない!
 第1話「はじめての逆転」と第2話「逆転姉妹」は、海外ドラマ『刑事コロンボ』風の倒叙もの。真犯人は冒頭で明かされ、証人として出廷したその真犯人を追いつめるシナリオです。
 犯行現場にあった品物について詳細に証言したために、犯行現場にいたことが発覚するというアイディアは、ジョン・ディクスン・カーの代表作『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』が元ネタです。

 第3話から第5話までは、第1話・第2話と違って真犯人は伏せてありますが、証人=犯人という構図は変わりません。犯人がほぼ特定できる以上、実質的に倒叙ものと考えていいでしょう。ディレクターの巧舟氏は『刑事コロンボ』シリーズが好きだと公言しているそうで、「ああ、やっぱり影響を受けていたのね」と納得しました。

 傲慢で狡猾な証人を追及し、真犯人である証人が動揺し、狼狽し、自我が崩壊する様を楽しむサディスティックなゲーム、それが『逆転裁判』の特徴です。つまり、『ポートピア連続殺人事件』や『かまいたちの夜』のように、犯人を探す推理ものではないということです。メインは「法廷バトル」であり、他の要素はそれをお膳立てする道具に過ぎないと感じました。
 プレイ前に本格的な推理ものを期待していると、少々落胆する可能性はあると思います。しかし、登場人物の“尖った”デザインには、誰もが目を引くことでしょう。舞台衣装のような奇抜な服を着たキャラクターたちが、派手なリアクションをして楽しませてくれます。犯人に痛恨の一撃を与えると画面が大きく揺れ、裁判のヤマ場では良質なBGMが気分を盛り上げます。

 ミステリーファンの視点から言わせてもらうと、捜査段階で警察がやるべき仕事を弁護士の成歩堂にやらせてみたり、登場人物の行動に合理性が欠けていたり、荒唐無稽な部分が目立つことは確かなんですよ。普通なら証拠不十分で不起訴になる事案ばかりですからね。
 『逆転裁判』はそれらの欠点を補うだけのパワーがある作品ではないでしょうか。法廷にスポットライトを当てたアドベンチャーゲームは過去には存在せず、独創性という点で大いに評価できます。カプコンという会社は、経営が危機になるたびに、将来の屋台骨となる新規IPをひねり出すから不思議です。

 この法則を信じるなら、そろそろ次の大ヒット作の萌芽が見える頃です。
 ――『deep down』・・・・・・来るよ!

にほんブログ村 ゲームブログへ

八つ墓村 (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーフロム・ソフトウェア
・ジャンルアドベンチャー
・発売日2009年4月23日
・価格4,800円



■ 祟りじゃ~、八つ墓村の祟りじゃ~!
 本作はフロム・ソフトウェアが発売したアドベンチャーゲーム「金田一耕助シリーズ」の第2弾です。第1弾の『犬神家の一族』(DS)に続き、ミステリー作家・横溝正史氏の代表作である『八つ墓村』をゲームとして楽しめます。
 原作の推理小説『八つ墓村』の冒頭に書かれた村人大量殺戮の話は、昭和13年5月に発生した「津山事件(津山30人殺し)」をモデルにしています。鳥取県との県境に近い岡山県の山村で繰り広げられる不可解な連続殺人事件。尼子家の落ち武者狩りの言い伝えが残る八つ墓村。名探偵・金田一耕助が解き明かす事件の真相とは!?

 『犬神家の一族』と同様に、『八つ墓村』も幾度となく映像化されています。その中でいちばん有名な作品は、1977年に公開された松竹版の映画でしょうか。原作を怪奇ホラーっぽくアレンジしてヒットし、興行収益も良かったようです。主役の寺田辰弥(映画では寺田辰哉)を萩原健一氏が、金田一耕助を渥美清氏が演じていました。渥美氏はどうしても「寅さん」にしか見えませんよね(笑)。
 「恐い!」と評判の村人殺戮シーンは、田治見要蔵役(映画では多治見要蔵)の山崎努氏が怪演しています。私は、「両津の大バカ野郎はどこだ!!」と叫んで派出所を襲撃する『こち亀』の大原部長(八つ墓村スタイルver.)を思い出して笑ってしまいました。

 物語は、二十数年前に凶悪事件を起こした田治見要蔵の息子である寺田辰弥が、八つ墓村に帰郷するところから始まります。辰弥の母親である井川鶴子は田治見要蔵の妾でありましたが、要蔵が鶴子を強奪した時点で、すでに鶴子は小学校の訓導(教員)をしていた亀井陽一の子を孕んでいました。その子が辰弥です(つまり田治見家とは血縁関係がないところがミソですな)。
 田治見家の先祖である田治見庄左衛門は、匿っていた尼子家の落ち武者たちを虐殺した罪がありました。庄左衛門はやがて発狂し、村人を次々と襲った後に自害します。「尼子」と「亀井」など、原作には因縁めいた設定が随所に仕込まれています。


■ 金田一は殺人を未然には防げない
 ゲームシステムは前作『犬神家の一族』と同じです。ユニークなヘルプ機能「ボリボリシステム」も健在です。捜査に迷った場合は、どんどん金田一の頭をタッチペンでボリボリ掻きましょう。よっぽど的外れなことを質問しない限り、自動的に正規ルートを進む紙芝居風のアドベンチャーゲームではありますが。
 新しい仕掛けとしては、鍾乳洞の地下洞窟が『ウィザードリィ』風の3Dダンジョンで表現してありました。足を踏み外すと崖から転落死するのは、フロム作品のお約束ですね。

 DSの『八つ墓村』のストーリーは、原作に忠実に作られています。前作とともに、意味もなくストーリーを改変しなかった点は高く評価したいと思います。田治見家(東屋)、野村家(西屋)、田治見家の親戚である里村家や久野家など、物語には多数の人物が登場します。メニューの「相関図」を見れば、複雑な人間関係をいつでもチェックできますよ。
 1977年の松竹版『八つ墓村』では、重要な役どころである里村家の人々(里村慎太郎と里村典子)が丸々カットしてありました。原作により近いのは、1996年に公開された 市川崑監督の映画『八つ墓村』です。

 二人の博労(牛馬買い)、二人の僧、二人の尼、二人の医者・・・・、対になった登場人物の片方が次々と毒殺されていく『八つ墓村』。個人的な感想を言えば、『八つ墓村』はフーダニット=who done it的な興味より、ホワイダニット=why done it的な興味が強い作品かもしれません。とにかく作中で殺される被害者が多くて、最終的に容疑者が2、3人に絞り込まれてしまいますから。
 それでも最後の最後まで殺人を未然には防げない金田一。事件そっちのけで新聞のパズル(「クロスワードパズル」と「虫食い算」)に熱中しているからではないでしょうか(笑)。

にほんブログ村 ゲームブログへ

犬神家の一族 (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーフロム・ソフトウェア
・ジャンルアドベンチャー
・発売日2009年1月22日
・価格4,800円



■ 日本ミステリーの金字塔がDSでゲーム化!
 本作はミステリー作家・横溝正史氏の代表作である『犬神家の一族』をゲーム化した作品です。意外にも「金田一耕助シリーズ」がゲームになったのは、これが初めてのようです。2009年1月に第1弾の『犬神家の一族』が、2009年4月に第2弾の『八つ墓村』がニンテンドーDS用ソフトとしてリリースされました。
 『犬神家の一族』は何度も映画やドラマになった有名な長編推理小説です。日本ではストーリーや犯人やトリックを熟知している人も多いはず。それを今更ゲームにする意味があるのか・・・・、う~ん、しばらく価値判断は保留しておいて、まずはゲームをスタートさせましょう。三つある「捜査手帳」の一つに“うどん”と名前を記入します。

 プレイヤーは探偵の金田一耕助となって、犬神家の遺産相続争いに端を発した連続殺人事件を捜査していきます。そもそも信州財界の大物・犬神佐兵衛が遺した遺言書の内容が酷いんですよね。要約すると、「全財産は恩人である野々宮氏の孫娘・野々宮珠世に譲る。ただし、珠世は孫の佐清(すけきよ)、佐武(すけたけ)、佐智(すけとも)の三人の中から配偶者を選ばなければならない。あっ、指定人物の生存状況によっては、隠し子の青沼静馬に遺産の一部が渡る場合もあるから。それじゃ、よろしく」。
 こんなこと遺言書に書かれていたら、そりゃあ犬神家は修羅場になりますよ。「お前たち、殺し合えー (^o^)ノ」って言っているようなものじゃないですか(笑)。佐兵衛はあの世でニヤニヤしながら血みどろの争いを眺めているんでしょう。

 上画面には人物画とセリフが、下画面には操作パネルが表示されます。捜査を進めると、相手から重要な語句を聞き出すことがあります。覚えた語句は「重要語」に登録され、必要なときに必要な相手に投げて質問することができます。「メニュー」を選択すると、いつでも関係者の「相関図」や入手した新聞記事などを閲覧できます。
 モノクロの墨絵風グラフィックは、作品の雰囲気とマッチしていて好感を持ちました。時折、鮮血などが色つきで表示されて、それらのコントラストが印象的です。原作の気味の悪さが上手く表現してありますね。


■ 『犬神家の一族』の映画は1976年版がベスト。異論は認めない。
 ストーリーは基本的に原作に沿っていますが、金田一が質問する「重要語」の順序によっては結末が変化することがあります。本作にはいくつかバッドエンディングが用意されていて、誤った選択肢を選ぶと、容疑者が途中で死亡してしまい、事件が未解決のまま終わる場合があるのです。
 重要語は一度質問すると、原則としてリストから消えてしまいます。後で使うはずの重要語をその前に使ってしまうと・・・・、もうどうなるか予想できますよね。重要語の選択には少々注意が必要です。

 どれを選ぶか迷った場合は、下画面の「推理」のタブをタッチしましょう。金田一が頭を掻く姿勢になるので、タッチペンで頭をボリボリこすります。するとフケがドバッと出て、金田一は何かを閃きます。これが本作のヘルプ機能「ボリボリシステム」です。フロムはこれがやりたかっただけでしょう(笑)。

 おまけとして、閲覧できる新聞にはパズル(「クロスワードパズル」と「虫食い算」)が付いています。どちらかといえば、このパズルの方が頭を使いました。本編の推理部分の弱さをパズルで誤魔化しているような・・・・、いや、気のせいですか。
 パズルの解答時間を合わせても、真エンディングまでの所要時間は3~4時間ほどです。ちょっと内容量に乏しいかなぁ。まぁ、原作ファンのためのコレクターズアイテムだと割り切れば、買っても損はしないでしょう。

にほんブログ村 ゲームブログへ

麻雀格闘倶楽部DS Wi-Fi対応 (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーコナミ
・ジャンルテーブル
・発売日2006年12月7日
・価格4,980円



■ オレはこの8000で、「後の3巡」を買う・・・・
 2002年からゲームセンターで稼働しているコナミの対戦型麻雀ゲーム『麻雀格闘倶楽部』シリーズ。家庭用ゲームソフトとしては、現在Wii版、PS3版、DS版、PSP版が存在します。
 今日はDS版の特徴とプレイした感想を書いてみようと思います。私が購入した商品は、昨年発売されたコナミ・ザ・ベストの廉価版(2,980円)です。なお、Wi-Fiコネクションを利用した対人戦は未プレイです。「個人対戦」でAIキャラと戦ったCPU戦のみの感想になります。

 DS版は上画面に捨て牌とドラ表示牌が、下画面に手牌とコマンドパネルが表示されます。手牌の一部拡大表示とタッチペンを使ったスムーズな牌操作がセールスポイントです。もちろんタッチペンを使用しないで遊ぶことも可能ですよ。
 上画面の捨て牌表示がやや小さいので、本体がDS LiteやDSiだと人によってはちょっと見えにくいかもしれません。液晶画面が大きいDSi LLでプレイするとより快適に遊べるのではないでしょうか。

 まず始めに、自分の名前と所属地域を登録(データは2人分セーブ可能)。麻雀格闘倶楽部の会員となったプレイヤーは、スタート時に十級の身分が与えられます。試合の結果によって経験値が増減し、一定の経験値を溜めると徐々に昇級していきます。一級から段位に昇格すると、プレイヤーの打ち筋によって「玄武」、「白虎」、「朱雀」、「青龍」の4種類のどれかに称号が変化します。
 段位になると、経験値に代わってオーブを獲得することで昇段していきます。四人打ちの半荘戦で2位以上になるとオーブが貰えます。連続で負けると段位が下がるシビアな作りです。ライバルを蹴散らし、最高位の「黄龍」を目指して精進しましょう。


■ ムツゴロウさん・・・・・・・・3900直取り・・・・! 逆転だ・・・・!
 CPU戦では実在のプロ雀士との対局が楽しめます。説明書には48名のプロ雀士の顔写真とプロフィールが掲載してありました。「ミスター麻雀」こと小島武夫氏や、「カミソリ雀鬼」で有名な灘麻太郎氏といった名立たるトッププロが登場します。畑正憲氏(ムツゴロウさん)は動物だけでなく、麻雀にも造詣が深いんですねぇ。

 アマゾンのレビューを見ていたら、CPU雀士は「リーチが早い」とか、「ツモ率が高い」とか、コンピューターの思考に関して疑問を抱く意見が書かれていました。確かに段位が上がると、相手のリーチが若干早くなる傾向があるようです。
 しかし私個人の感触としては、何か作為的なものを感じるほどではありませんでした。裏でCPU同士が牌交換をするような、あからさまなインチキはしていないと思います。仮に即リーチされたら、状況に応じてベタ降りすれば済む話ですしね。私は黄龍LV3の段階で、勝率(1位獲得率)が50%を超えました。特に麻雀技術など持っていない素人の私でも勝てますから、難易度はそれほど高くないと思います。全体的なゲームバランスはPSP版より向上しているみたいですね。

 ある一定条件を満たすと、コナミオリジナルの隠し背景や隠しBGMが出現します。『グラディウス』、『悪魔城ドラキュラ』、『がんばれゴエモン』、『イー・アル・カンフー』など、プレイヤーが自由にグラフィックとサウンドエフェクトを変更できます。
 私は通常の卓に飽きると、いつも「グラディウス卓」と「グラディウスBGM」に変えてプレイしていました。これが気分転換に最適なんですよ。

にほんブログ村 ゲームブログへ

国盗り頭脳バトル 信長の野望 (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーコーエー
・ジャンルシミュレーション
・発売日2008年6月28日
・価格4,800円



■ 理詰め派向きの簡易版『信長の野望』
 3週間前に『信長の野望』の動画を記事にした際、ふと思ったのは「最近の『信長の野望』はどういう風な作りのゲームなんだろう」という好奇心でした。最後にプレイしたのは『烈風伝』で、『嵐世記』以降の『信長の野望』シリーズは1つもプレイしていなかったのです。
 そこで家電量販店のPCコーナーでソースネクスト版の『信長の野望 天下創世 with パワーアップキット』を購入。『天下創世』は内政型と聞き、少しは楽しめるかなと期待していました。

 しかしどうも私の肌には合わず、1時間弱でアンインストール。割と評判が良い『革新』を買えばよかったかな・・・・と後悔しつつ、購入した商品は収納スペース行きになりました。口直しの目的で買ったのが、この『国盗り頭脳バトル 信長の野望』(DS)です。

 タイトルから桂三枝氏が司会をしていたクイズ番組『三枝の国盗りゲーム』を思い起こす人もいると思いますが、クイズゲームではありません。またスクリーンショットを見るとボードゲームのようにも見えますが、サイコロは振りませんし、対戦相手から地代を取ったりするモノポリー的な要素もありません。すばり“簡易版『信長の野望』”といった内容のゲームです。操作はすべてタッチペンで行います。

 従来の『信長の野望』から内政要素を大胆に省き、戦闘も数と相性を比較してあっという間に決着が付くように設計してあります。1試合20~30分程度で終了する非常にスピーディな『信長の野望』です。携帯ゲーム機のDSに合ったDSらしいシミュレーションゲームといえるでしょう。ワイヤレス通信やWi-Fi通信を使って、フレンドと対人戦を楽しめる点も大きな魅力です。

 シングルモードでは、物語に沿って勝ち進んでいく「シナリオ」と、マップや設定を自由に変えて遊べる「戦乱」の2つを選べます。制限ターン数以内に勝利条件(石高や城数)を満たすと、そのマップをクリアできます。
 まず最初に配下の武将の中から出陣する武将を選択して「軍団」を構成。自分のターン(進軍フェイズ)が回ってきたら、タッチペンをスライドさせて武将のコマを拠点の城から隣のマスに動かします。味方のコマが止まったマスは自軍の領地になります。領地が増えると石高が増え、金収入がもたらされます。
 敵のコマとぶつかると戦闘シーンに切り替わります。戦力を比べて強い方が勝利します。負けて兵力を失ったコマは拠点の城まで戻され、回復するまで動けません。勝ったコマはその場に留まりマスを支配します。


■ ゲームバランスはシビア 少ないコマを上手にやり繰り
 戦闘の勝敗は以下のルールにより自動的に決まります。
 ①兵科には「足軽」、「騎馬」、「鉄砲」の3種類があり、三すくみの関係になっている。
  具体的には、騎馬は足軽よりも強く、鉄砲は騎馬よりも強く、足軽は鉄砲よりも強い。
  苦手な兵科には全くダメージを与えることができない。
 ②ただし、攻撃側の戦力が防御側よりも大きい場合は、兵科の相性に関係なく勝利する。
 ③ただし、戦力が大きい部隊は、戦力が少ない部隊に先手を取られる。
 ④ダメージを与えることができる場合、その効果は相手側の全部隊に及ぶ(全体を削る)。

 上記②のルールにより、基本的にコマを固めて移動させた方が戦闘では有利に働きます。しかし③と④のルールにより、単純に大戦力でゴリ押しすればいいというわけではありません。大きな部隊が小さな部隊の波状攻撃によって負けることもあるのです。これは今までの『信長の野望』にはなかった斬新な仕組みです。

 このゲームでは、スタート時に出陣できる武将の数が6人前後と少なめです。たとえば、足軽2部隊、騎馬2部隊、鉄砲2部隊を出陣させ、同じ兵科で固めたとすると、実質的に動かせるコマは3つになります。
 しかし防御すべき拠点(城)の数はそれよりも多いため、プレイヤーは臨機応変に部隊を集合・分離させる必要が出てきます。少ないコマでいかに効率的に領土を拡大し防衛するか、ゲームのルールを熟知した上での正しい戦略が求められます。

 特に序盤から中盤にかけては最善手を選んで行動しないと、あっという間に苦しい戦況に陥るでしょう。部隊の一部を別方面に進軍させている余裕はほとんどありません。最も近い大名を確実にひとつひとつ叩き潰していくのがクリアするコツだと思います。
 レビューサイトには「将棋的なシミュレーションゲーム」という表現がありましたが、確かに理知的な判断が重要なシミュレーションという印象を持ちました。

 COMと戦うシングルモードの難易度はかなり高いと感じました。ゲームバランス的にギリギリのレベルですね。切り札のカードを上手く使うか、在野の浪人が仲間になってくれるのを期待するか、時には運も必要になると思います。
 1つの大名を滅ぼしたとしても、その大名配下の武将は仲間になりません。ゲームの最後までコマ不足に悩まされます。少ない武将をやり繰りしてきりきり舞いになる状況を楽しむことができる人なら、一度プレイしてみることをオススメします。総合的にはなかなかよい出来です。

にほんブログ村 ゲームブログへ

不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーチュンソフト
・ジャンルロールプレイング
・発売日2010年12月9日
・価格5,800円



■ 過去・現在・未来を見通す神秘のフォーチュンタワー
 『砂漠の魔城』(GBC)で邪神の復活を食い止めた風来人シレンが次に向かったのは、「イノリの里」と呼ばれる小さな集落でした。その村には「仙境にそびえたつフォーチュンタワーに登って運命神リーバに会えば運命を変えてくれる」という言い伝えがありました。
 恋人の命を救いたいと願う若者とその手助けを申し出たシレンとコッパ。新しい不思議のダンジョンでの冒険が始まります。果たして運命神はシレンたちの切なる願いを叶えてくれるのでしょうか。

 前作『神の眼と悪魔のヘソ』の発売から約10ヶ月。チュンソフトが早くもシリーズ最新作をリリースしました。おおむね評価が高かった『風来のシレン4』を改良したチュンソフトの自信作です。
 正直なところ、発売時期については来年の春ぐらいがベストだったかなと思いました。やり込みタイプのローグ系RPGを連続でプレイするのはファンとしてもきついですし、なにしろカプコンの大人気ソフト『モンスターハンターポータブル 3rd』(PSP)のすぐ後でしょ。『モンハン』にまともにぶつけて、売り上げに影響がなければいいのですが・・・・。
 なにやらチュンソフトの苦しい台所事情を“気配察知の腕輪”で察知したので、お布施のつもりで新品を購入しました。開発スタッフのみなさん、微力ながら応援しています。

 今回のメインシナリオの舞台は、題名にもあるようにタワー(塔)です。プレイヤーは2つの村を経由して、塔の頂上を目指します。フォーチュンタワーは塔の上にさらに塔が浮かんだ特異な形をしています。『ドラゴンボール』のカリン塔によく似ていますね。
 メインシナリオクリア後は、次々と追加ダンジョンが解放されます。攻略サイトによると、その数は10以上。ボリュームは申し分ありません。目新しいものとしては、『マインスイーパ』のようなおまけダンジョン「爆発の岩場」がありました。中級以上の難易度は結構シビアです。

 昼夜の変化がある持ち込み不可の「運命の地下」は、本作でもっとも難しいダンジョンです。このダンジョンをプレイするためには、キャットストーンと呼ばれる特殊な宝石を7種集めてイベントを消化する必要があります。


■ 新種道具作成や通信プレイなどやり込み要素満載!
 セーブファイルは2つあります。これはユーザーにとってはうれしい配慮です。ただし、2つのファイルはそれぞれ独立していて、SFC版のようにデータのコピーはできません。
 鍛えた装備品を失いたくない人は、前作から採用された「タグ屋」を利用するといいでしょう。装備品にタグを付けていると、それが完全に消滅しない限り無くしてもお店に戻ってきます。落としたときに爆発に巻き込まれて砕け散ったり、間違えて変化の壺に入れてしまったときは、もうTHE ENDですけど。タグ屋はゲームの緊張感を維持したバランスのよい仕組みです。

 前作との違いでいちばん良かった点は、道具図鑑で「買値」と「売値」が確認できるようになったことです。道具図鑑はゲームをプレイ中にも見ることが可能で、お店でのアイテム識別にとても便利です。売値でアイテムの種類を識別するテクニックは、第1作目からの伝統ですね。

 昼夜逆転システムも『風来のシレン4』から引き続き搭載されました。前作のレビューでは否定的な意見を書きましたが、再度プレイしてみるとそれほど悪くないシステムであると考え直しました。夜は自然と慎重なプレイになり、気分を変えるアクセントになっています。技の使用回数が食べ物(仙桃)で回復可能になったのはグッドな改良点でした。

 なお、チュンソフトのホームページでも告知している通り、パッケージの裏面には誤表記があります。Wi-Fiコネクションでは対戦・協力プレイはできません。DSのワイヤレス通信で対戦・協力プレイが可能です。全国のシレンジャーとの協力プレイは、次作の課題というところでしょう。

 ゲームの出来は非常に良いのに、『モンハン』の大波に埋もれてしまっては残念ですね。トランプでピラミッドを作るようなストイックな面白さは、今の中高生には受けないのかな? 昔からのコアファンだけが買っていては、販売本数は思うように伸びないと思います。
 しかし一般ユーザーに間口を広めようとして失敗したのが『風来のシレン3』でしたよね。何か新機軸となる革新的なアイデアはないものでしょうか。

にほんブログ村 ゲームブログへ

不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ (DS)

パッケージ画像
・機種ニンテンドーDS
・メーカーチュンソフト
・ジャンルロールプレイング
・発売日2010年2月25日
・価格5,800円



■ シレンとコッパの名コンビが、南の島で大暴れ
 「大貫通ドドーン砲!? なにこれ一体・・・・」。シレンが『ドラゴンボール』のかめはめ波のような技を放っているPVを見たときは、ゲームバランスが悪そうだなという第一印象を持ちました。
 糞化したとユーザーから酷評を浴びた前作『風来のシレン3』(Wii)。社会で一度失った信用を取り戻すのは、簡単なことではありません。新作『風来のシレン4』はどこまで持ち直しているのか、期待半分不安半分のなか、ゲームを始めてみました。最近メインシナリオをクリアしたので、プレイした感想を書いてみようと思います。

 プラットフォームは、リメイク作品2作が発売されていたニンテンドーDSに移りました。2画面のインターフェイスに定評があるDSと『風来のシレン』の相性は良く、この判断は正しかったと感じます。壺にカーソルを合わせただけで、上画面に壺の中身が表示されるため遊びやすいです。
 また、「見渡す」コマンドの追加により、広い部屋をプレイヤーが一望できるようになりました。離れた位置にいるモンスターの種類も確認できますね。これらは過去作品からの改良点です。
 『風来のシレン』はSFC版ですでに完成しているゲームであるため、どこをどう改良するか、どんなダンジョンを増やすか、開発スタッフはかなり悩むと思います。前作の不評を糧にして、『風来のシレン4』を良い作品にしようというメーカーの意気込みは伝わってきました。

 ストーリーは、『風来のシレンGB 月影村の怪物』(GB)と『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』(GBC)の間にあった出来事です。カヒタン島と呼ばれる南の孤島に漂着したシレンとコッパの2人が、秘宝「ジャガーの眼」を求めて不思議のダンジョンを旅します。
 本編ダンジョンの目的は、コールドパレスで「ジャガーの眼」を入手することです。ファーストプレイ(1回目)でのクリアは、他のシリーズ作品と比較するとやや難しいです。ラスボスは従来よりも深い階層(37階)にいて、30階には中ボスがいます。37階に辿り着く頃には疲弊してボロボロになっているでしょう。
 中ボス・ラスボスには聖域の巻物などの防御アイテムは通用しません。混乱の札やバナナの皮を大量に持っていれば、ボスにまったく攻撃をさせないで倒すことも可能ですが、1回目のみではアイテムを集めることは難しいと思います。


■ 装備品成長システム、昼夜逆転システムが新要素
 今回の『風来のシレン』では、装備品の剣と盾は、経験値を上げると8段階にレベルアップしていきます。レベルが上がると強化できる数が増え、印を付けられる数も増えていきます。どの剣・盾であっても、最終段階では最大強化数が+99になり、印もすべての種類を付けられるようになります。自分が気に入った武器をゲームクリアまで使用できるのは嬉しいですね。

 昼夜逆転システムは、ゲームバランスに大きく関わる重要な新要素です。ダンジョンでは時間が経過すると日が暮れ、昼から夜に変化します。夜になると極端に視界が悪くなるため、周囲を照らすたいまつは必需品です。
 モンスターは夜専用の種類が出現し、「技」を使わないとほとんどダメージを与えることはできません。技には様々な形があり、自分で8個までセットできます(同じ技を複数個セットすることも可能)。1フロアで使える技の数はこの8個だけ。技を使えなくなったら、杖か巻物を使ってモンスターから逃げる必要があります。

 この昼夜逆転システム+技システムについては、最初はアイデアの練り込み不足かなと感じました。通常ダンジョンが時々強制的に特殊ダンジョンに変わるようなもので、冒険の流れを途中で切断してしまいます。
 「夜になるのは構わないんだけど、モンスターが少し強くなる程度に留めておいた方がベストだったかな・・・・」という気持ちはどうしても拭えませんでした。夜のモンスターは互いに攻撃し合い、勝手にどんどんレベルアップしていきます。レベルが上がったモンスターから出会い頭に攻撃を受けると、オーバーキルのダメージを受けて昇天します。SFC版の『風来のシレン』からプレイしている人にとっては、釈然としない部分があるかもしれません。

 あと、セーブファイル数が1つだけという点は不満ですね。冒険の最中にフリーズすると、不正な方法でゲームを中断したとみなされ、せっかく鍛えた装備品をすべて失ってしまいます。セーブファイルが複数あり、冒険スタート前のデータをコピーして保存できれば、こんな悲劇は起きないと思うのですが・・・・。フリーズ報告がやや多いのは、ユーザーとして気がかりです。

 最後に、『風来のシレン4』の攻略wikiサイトを見ていたら、ちょっと気になる記述があったので一言。

 上位ンドゥバ種は村に持ち帰っても正体を現さないため、倉庫で事故死によるアイテムロストの危険が付きまとう。

 これは酷いw 倉庫でアイテムを合成しようとしたら、合成の壺に変身したモンスターに殺される危険性があるじゃないですか。安全な倉庫にまで付いて来んなYO(笑)。

にほんブログ村 ゲームブログへ

ゲームセンターCX 有野の挑戦状2 (DS)

パッケージ画像 
・機種ニンテンドーDS
・メーカーバンダイナムコ
・ジャンルバラエティ
・発売日2009年2月26日
・価格4,800円



■ 2匹目のドジョウ狙いか、さらなるパワーアップ作品か
 オリジナルレトロゲームというコンセプトが好評だった前作『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』(DS)。バンナム上層部の非情な予想を大きく上回る10万本以上の売り上げを記録しました。そこで当然出てくるのが続編のお誘いです。
 『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』(DS)では、前作になかったジャンルのゲームが追加されました。番組スタッフや開発スタッフの間で新しいアイデアが浮かんでいたのでしょう。格闘アクションの「無敵拳カンフー」、テキストアドベンチャーの「課長は名探偵」、落ち物パズルの「トリオトス」など、バラエティ豊かなラインナップです。収録ゲーム数は全14本+αの大増量。発売前から「パート2は気合いを入れて作っているな」と期待していました。
 前作はややボリューム不足であったため、2作品を統合すると完全版『有野の挑戦状』になりそうな感じがします。

 第1作目で成仏できなかった魔王アリーノーによって、再び1980年代にタイムスリップさせられたプレイヤー。今回も有野少年の家に居候をして、アリーノーから出題されるレトロゲームの課題をクリアしていきます。有野少年のボイスの種類も大幅に増え、ゲームの状況に応じた愉快なセリフを喋ってくれます。集中したいときは、有野ボイスを設定でOFFにすることもできます。

 『有野の挑戦状2』では、ファミコンを模した「GAME COMPUTER」だけではなく、スーパーファミコンにそっくりな「SUPER GAME COMPUTER」と、ゲームボーイ及びゲームボーイカラーをオマージュした携帯ゲーム機の「GAME COMPUTER mini」が登場します。課題をクリアしていくと、遊べるゲームソフトと共に新しいゲーム機も増えるということです。現実のゲームの歴史を忠実になぞっていて、プレイ中はニヤニヤ感が止まりませんでした。
 さらに追加要素として、有野少年宅以外に、「わくわくボーイ」というゲームショップに行くことができます(ゲームチェーン店の「わんぱくこぞう」又は「トップボーイ」のパロディでしょうか)。そこには前作でプレイできたゲームの限定版が置いてあり、実際に遊ぶことが可能です。最近、本家わんぱくこぞうの閉店が多いので、何だかしんみりとした気分になりました(悲)。小さなゲームショップはこれからも大事にしないといけませんねぇ。


■ 「ウィズマン」と「トリオトスDX」をプレイするだけでも買う価値はある
 それでは収録タイトルについて、1作ずつかいつまんで感想を書いていきましょう。各ゲームにつき、取扱説明書とゲームファンマガジンの攻略情報が読めるのも前作と同様です。

●「ウィズマン」(発売:1984年10月5日)
 TOMATO開発のドットイートアクション。赤と青の2種類のドット(クリスタル)があり、それぞれ赤いロッドと青いロッドを持った状態でしか取れない。『パックマン』と『デビルワールド』をミックスしたような優良ゲーム。全32ステージ。
 マジカルロッドがあれば、赤と青両方のクリスタルを取れるが、各フロアによって出現条件が違う。このあたりは『ドルアーガの塔』の影響も感じる。

●「無敵拳カンフー」(発売:1985年6月21日)
 東洋文化に感化された外国人が開発した左スクロールの格闘アクション。開発はHARAKIRI(笑)。セガのゲーム機をモチーフにしたENTER-M2000で遊べる。『カラテカ』と『スパルタンX』の良い部分を合わせたような爽快アクション。連続技も使える。

●「デーモンリターンズ」(発売:1986年9月26日)
 『スーパーマリオブラザーズ』をベースに、『魔界村』風の味付けをした横スクロールジャンプアクション。回転させた敵の上に乗る「デビルライド」が新鮮。及第点以上の出来で、実際にファミコンソフトとして発売されていたら人気が出たかもしれない。

●「スーパーデーモンリターンズ」(発売:1992年9月27日)
 「デーモンリターンズ」の続編。16bitの新機種SUPER GAME COMPUTERにプラットフォームを変え、グラフィック・音楽・操作性すべてがパワーアップした。開発は前作と同じDEGOICHI。

●「課長は名探偵 前編・後編」(発売:1987年4月2日、6月27日)
 ディスクシステムで出た『ファミコン探偵倶楽部』のような推理物を、自社の『さんまの名探偵』風にアレンジした軽妙タッチのテキストアドベンチャー。開発はNINTENDOをもじったIROHANIDO。番組スタッフ総出演で、関係者が羨ましくなった。

●「ガンデュエル」(発売:1987年5月25日)
 「コズミックゲート」と「スタープリンス」を出したTOMATOの本格シューティング。元ネタはおそらくコンパイル製の『ガンナック』(FC)。7種類の武器を臨機応変に切り替えて敵を粉砕する。連射機能搭載。2人同時プレイで有野少年と一緒に遊べる。

●「トリオトス」(発売:1989年6月14日)
 モノクロのGAME COMPUTER mini用ソフト。『テトリス』と『コラムス』を融合させた落ち物パズルゲーム。シンプルだが大逆転を有した奥の深いシステムが採用されていて、かなり面白い。パロディゲームのレベルを超えた秀作。開発は「からくり忍者 ハグルマン」のGEARSで、「ハグルマン」のキャラクターが登場する。
 わくわくボーイの試遊台でプレイできるSGC版の『トリオトスDX』は、BGMも良くて私のお気に入り作品である。ノーコンティニューで7人目のハグルマンを倒すと、隠しボスのハグルマンレディが出現する。

●「ガディアクエストサーガ 光」(発売:1991年12月13日)
 カラーになったGAME COMPUTER mini color用ソフト。携帯ゲーム機に移植された人気RPGシリーズ。外伝っぽいタイトルだが、内容はいつも通り安定感がある。

 ストーリーモードの中で遊べる上記のゲーム以外に、ゲートレツール「くぐれ!ギリジャンMAX」というゲーム&ウオッチ風のトレーニングゲームが付いています。強制スクロールのステージを、穴に落ちないようにジャンプして進んでいくアクションです。有野課長発案のミニゲームだとか。100000点を超えると「社長」の格付がもらえます。
 このように、ゲームの種類が豊富でサービス満点の第2作目に仕上がっています。どのゲームも丁寧に作られているので、買って損はないと思いますよ。もし第3作目を出すなら、次はスポーツ物を入れて欲しいですね。コナミの『ハイパーオリンピック』なんか、課題向きのゲームではないでしょうか。

にほんブログ村 ゲームブログへ

ゲームセンターCX 有野の挑戦状 (DS)

パッケージ画像 
・機種ニンテンドーDS
・メーカーバンダイナムコ
・ジャンルバラエティ
・発売日2007年11月15日
・価格4,800円



■ 人気ゲーム番組から生まれたオリジナルレトロゲーム集
 フジテレビの人気ゲーム番組『ゲームセンターCX』から誕生したゲームソフト『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』(DS)。実在のファミコンソフトを模したオリジナル作品がいくつも収録されています。いわばレトロゲームの「パロディゲーム集」であり、昔ファミコンで遊んだ経験がある人なら、懐かしいと感じるものばかりです。今日はその第1弾について少し感想を書きたいと思います。
 デジタルカメラで試しにDSのスクリーンショットを撮ってみましたが、あまり綺麗に写らなかったので、今回は文章のみのレビューになりました。どうかご了承ください。

 ゲーム冒頭でプレイヤーは、有野課長の無念の想いが実体化した「魔王アリーノー」によって、ファミコン全盛期の1980年代に飛ばされてしまいます。そこは現実とは少し違うパラレルワールドです。ファミコンによく似たゲーム機(GAME COMPUTER)があり、ファミコンソフトによく似たゲームソフトが発売されていました。少年時代の有野課長と一緒に、あの時代の濃密な空気を再体験できます。
 DSの上画面には選択したゲームの画面が表示され、下画面には部屋でプレイヤーの分身と有野少年がくつろいでいる様子が表示されます。畳敷きの部屋にブラウン管のテレビが置いてあり、まさに昭和の雰囲気が表現されています。隣にいる有野少年のとぼけた声を聞いていると、親しい友達の家でゲームをした楽しい記憶が甦ってきました。

 最初にプレイできるゲームは、架空のゲーム会社TOMATOが開発した「コズミックゲート」です。自社の『ギャラクシアン』を髣髴とさせるシンプルなシューティングゲームです。魔王アリーノーから出題されるチュートリアルを兼ねた課題をクリアしていくと、次々と新しいゲームがプレイできるようになります。
 『ギャラクシアン』から『スターソルジャー』へとゲームが進化したように、ここでも同じようなゲームの進化に立ち会うことができます。発売されるゲームがどれも新鮮に見えたファミコン時代を見事に再現していますね。各ゲームには小冊子風の取扱説明書が付いていて、芸が細かいです。

 有野少年が買ってきてくれるゲーム雑誌『ゲームファンマガジン』(『ファミマガ』のパロディ?)には、ゲームの攻略・裏技情報が載っています。それを参考にして無敵技やステージセレクト技を入力すれば、楽々クリアも可能です。


■ 80年代のレトロゲームとゲームライフを満喫
 『有野の挑戦状』で遊べるゲーム内ゲームは、次の8作品です(発売日はこのゲームでの設定)。内訳はシューティングゲーム2作品、アクションゲーム3作品、レースゲーム2作品、ロールプレイングゲーム1作品となっています。

●「コズミックゲート」(発売:1984年11月8日)
 『ギャラクシアン』をベースにした1画面固定型シューティング。それにパワーアップアイテムやワープゾーンが追加されている。隕石が降ってくる縦スクロールのボーナスステージもある。

●「スタープリンス」(発売:1986年6月3日)
 コズミックゲートを出したTOMATOの作品。ハドソンの『スターソルジャー』風の縦スクロールシューティング。全4面で2周制。ボーナスキャラを連射で破壊すれば、気分はもう高橋永世名人!?

●「からくり忍者 ハグルマン」(発売:1985年9月13日)
 GEARS製作のコミカル忍者アクションゲーム。ジャレコの『忍者じゃじゃ丸くん』のパクリゲームだが、現在のジャレコから文句が出ることはまずないと思われる。忍者のハグルマン他、多彩なキャラクターが魅力。

●「からくり忍者 ハグルマン2」(発売:1986年12月10日)
 ゲームシステムはそのままに、前作をさらにグレードアップさせた続編。同GEARS製作。パート1で登場したキャラクターたちは健在。

●「からくり忍者 ハグルマン3」(発売:1989年7月21日)
 コミカルタッチからシリアスタッチへと大きく内容を変えた第3弾。元ネタは言わずと知れたテクモの『忍者龍剣伝』である。実際のゲームシステムは『忍者龍剣伝』ではなく、探索型の『悪魔城ドラキュラ』に近い。

●「ラリーキング」(発売:1985年11月21日)
 SimpleSoft製作。ナムコの『ファミリーサーキット』に似た見下ろし型のレースゲーム。ドリフト後にスピードが爆発的にアップする「ドリフトブースト」が特徴的。慣れないと操作が難しく、ユーザーの間ではいちばん評判が悪かった。

●「ラリーキングSP」(発売:一般販売なし)
 食品会社の井の吉製麺が協賛した「カップとりラーメン」バージョンの非売品ソフト。ゲームのジャンルは異なるが、『グラディウス( アルキメンデス版)』のパロディだと思われる。通常版よりもコースが難しくなっている。

●「ガディアクエスト 異界の王の宴」(発売:1987年9月11日)
 男・女・女の3人パーティのRPG。『ドラゴンクエストII』の模倣ゲームだが、パロディゲームにしては意外と作り込んである。ガディアと呼ばれる守護者が付き、戦闘をサポートしてくれる。

 以上が、このソフトで遊べるゲームです。TV番組の企画作品にしては、どのゲームもそつが無く作られていて感心しました。お手軽なミニゲーム集にしないで、ファミコンゲームの再現を目指したところが高く評価できますね。本物のファミコンソフトよりも少しボリューム不足なのが惜しいです。

にほんブログ村 ゲームブログへ
プロフィール

udontaro

Author:udontaro
FC2ブログへようこそ!

ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

当ブログはリンクフリーです。

カテゴリ
Wii (4)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ