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非売品ゲームソフト ガイドブック

表紙

じろのすけ『非売品ゲームソフト ガイドブック』(ゲームラボ選書)

■ 知られざるレアソフトの世界
 ゲームソフトを集めていると、どうしても気になるのが「非売品」のレアソフト。中古品を扱っているゲームショップで、ガラスケースの中にこれ見よがしに飾ってある“お宝”だ。
 非売品ソフトとは、雑誌の懸賞品、ゲーム大会の賞品、企業が配ったプレゼント品など、一般には販売されなかったゲームソフトのことである。当然ながら流通本数は少なく、ネットオークションでは数十万円の値段が付くものまである。所有しているとちょっとばかり自慢できるかもしれない。

 本書はファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、プレイステーションなどの、各ゲーム機の非売品ソフトを写真付きで紹介している。パッケージと中身の写真のみでゲーム画面は載っていないものの、カタログとしての価値は高い。今までありそうでなかった本である。
 私はファミコンとスーパーファミコンの非売品ソフトについてはだいたい知っているが、その他の機種の非売品ソフトについては詳しくないので、非常に参考になった。

 といっても、スマホが普及した現在では、リサイクルショップでこれらの商品を安く手に入れる機会など皆無であり、「あ~、こういうレアソフトもあるんだなぁ」としんみり鑑賞するだけである。
 私はレトロフリークを購入した後、PCエンジンのHuカードのソフトが欲しくなり、中古ショップを回ってみた。しかしめぼしい商品はほとんど発見できなかった。どうやら円安時代になって、外国人にあらかた狩られてしまったらしい。
 悲しい。(´・_・`)

 ちなみに、ゲーム芸人のフジタさんは、600本限定の『タッグチームプロレスリング スペシャル』(箱・説明書付き)を持っていたが、番組で自宅を撮影した後にソフトが消えていたそうだ。借パクした奴は誰だよw

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「スター・ウォーズ」を科学する

表紙

マーク・ブレイク、ジョン・チェイス『「スター・ウォーズ」を科学する』(化学同人)

■ 素晴らしい、すべて間違っている。
 批評家とSWファンの間で評価が真っ二つに割れている新作映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』。「衝撃のスター・ウォーズ」という宣伝文句に釣られてレイトショーを鑑賞してきたが、旧三部作のファンが不快になるのも当然だと思わせる雑な脚本・演出だった。

・レイとフィンを恋仲にするのを避けるために、急遽登場させたアジア人のローズ。
・フォース(?)を使って宇宙空間から宇宙船に帰還するレイア。
・セイウチのおっぱいから緑色のミルクを搾乳して飲むルーク。
・「お前の考えはお見通しだ!」と豪語した直後に、腹を斬られて死亡するスノーク。
・カイロ・レンに首を絞められて、すぐに手のひら返しをするハックス将軍。
・今までのSW戦争の概念をぶち壊す「ハイパードライブ」による特攻。
 すべてがコントである。

 カイロ・レンがレイと交信する際に、意味もなく上半身裸で現れたシーンで、「ああ、これは監督のライアン・ジョンソンがふざけているんだな」と確信した。コントの流れ的には、次はズボンを脱いで現れるかなと思ったが、さすがにそこまではやらなかったw
 鷹の爪団VSデラックスファイターのような、バカ軍団VSアホ軍団の低レベルな戦いを見せられて、悲しまないSWファンがいるだろうか。昨年公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、過去作のファンを満足させる手堅い作りだっただけに、『エピソード8』のお粗末さは不可解である。
 次回作の『エピソード9』は、またJ・J・エイブラムスが監督を務めるそうだ。風呂敷を広げるのは得意だが畳むのは苦手というエイブラムスがこのシリーズをどのようにまとめるのか、非常に気になる。ぜひ2年後も映画館に足を運びたい。

 今回紹介する本は、映画『スター・ウォーズ』の世界を科学的に考察した『「スター・ウォーズ」を科学する』。「デス・スターの建造費を試算する」、「ライトセーバーは本当に切れるか」など、SWファンの興味を引くトピックスが満載である。『空想科学読本』のノリに近いが、本書はそれよりも真面目で学術的な内容だと思う。

 『スター・ウォーズ』シリーズは宇宙物理学を無視した描写が目立つSF作品である。もちろん『最後のジェダイ』でも首をかしげる描写が多かった。宇宙空間で爆弾を上から“投下”するって、どうなのよ?

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セガ vs. 任天堂

表紙表紙

ブレイク・J・ハリス『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)』(早川書房)
ブレイク・J・ハリス『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)』(早川書房)

■ セガは、倒れたままなのか?
 日本市場ではセガが任天堂に勝ったことは一度もなかったが、アメリカ市場においては――短い期間ではあったものの――販売シェアでセガが任天堂を追い越したことがあった。任天堂がNESからSNESへの移行にもたついている隙を狙い、セガはジェネシス(メガドライブ)による攻勢で、任天堂ユーザーの切り崩しに成功した。これが俗に言う「ジェネシスの反乱」である。

 本書は1990年代前半の、SOA(セガ・オブ・アメリカ)とNOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)の熾烈な競争を振り返ったノンフィクションである。日本ではほとんど行われない「ネガティブ広告」や違法すれすれのスパイ活動などあらゆる手段を尽くして、巨人・任天堂に敢然と立ち向かった弱小セガの“生き様”を堪能することができる。

 38歳の若さでSOAのCEOに就任したトム・カリンスキーは、SOJ(セガ・オブ・ジャパン)の中山隼雄社長とともに、任天堂に支配されていたゲーム業界を変えるべく、様々な対抗策を打ち出していく。
 大きな柱の一つが、ジェネシスに『スーパーマリオブラザーズ』を超えるアクションゲームを投入することだった。その主人公がセガのマスコットキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」である。
 SOJ側がファックスで送ってきたソニック案は、鋭い牙を生やしたちょいワルキャラのデザインであったため、SOAはSOJを説得してデザインを変更させた。フィリックス・ザ・キャットの顔にミッキーマウスの体をくっつけたらソニックが誕生したらしい(笑)。

 本書は無能で融通が利かないSOJにカリンスキーが苦悩するというスタンスで書かれており、セガが任天堂やソニーに負けたのは、SOAとSOJの軋轢が原因であったと匂わせている。
 カリンスキーはジェネシスを最大限伸ばすことに貢献したが、次世代機のセガサターンが失敗に終わり、カリンスキーはここが潮時とばかりにセガを去る。
 セガは結局、負けてしまう運命にあったのだろうか? セガが完全勝利した別の世界線は、一体どこにあるのだろうか? もしセガがゲーム業界の三つ巴戦争を制していたら、オリンピック会場で安倍総理はソニックのコスプレをしていた可能性もあったのだ(笑)。

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科学の発見

表紙

スティーヴン・ワインバーグ『科学の発見』(文藝春秋)

■ 近代科学はいかにして「発見」されたのか
 世界的な物理学者スティーヴン・ワインバーグが上梓した“挑発的な”科学の歴史書。中世まで続いた古代ギリシャの自然観から脱却し、近世の科学革命が達成されるまでの科学の発展を振り返っている。

 巻末の「解説」にもあるように、現在の科学的な知識で過去の科学の間違いを裁くことは「ウィッグ史観」(Wikipediaには「ホイッグ史観」の項目で記載されている)と呼ばれ、歴史の研究においては禁じ手とされている。
 太陽が地球の周りを回っているのか、それとも地球が太陽の周りを回っているのかという天文学上の問題は、天体望遠鏡が発明されるまでは明快な結論が出せなかったし、顕微鏡が発明されるまでは様々な病気の原因が分からずに、まじないのような医療行為が行われていた。それらを愚かだったと嘲笑うことは簡単だが、当時の文化や常識を理解する妨げとなる、と歴史学者たちは考えるのだ。

 ワインバーグはそういう批判を物ともせず、自然界の仕組みを理解するための正しい手法がどのように形成されたのか、という論点から科学史を構築していく。まさにウィッグ史観による科学史である。
 ワインバーグに言わせると、プラトンやアリストテレスの自然科学は「ポエム(詩)」に過ぎず、近世哲学の祖であるデカルトに対しても、科学分野においては間違いが非常に多い、と手厳しい。
 ノーベル物理学賞を受賞したワインバーグだからこそ許される、快刀乱麻の偉人斬り。徹底的な理系思考が楽しめる一冊。

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世界はなぜ「ある」のか?

表紙

ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか? 「究極のなぜ?」を追う哲学の旅』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

■ 人類は「存在」の謎を解けるのか?
 17世紀末、ライプニッツによって定式化された哲学上の難問――「なぜ世界は存在するのか?」は、のちの時代の哲学者たちを悩まし続けてきた。ある者は「神」が根本原因だと説き、ある者は人間の理性が答えられる問題ではないから議論しても無駄だと考え、またある者は問いそのものが「無意味」だと一蹴する。この難問について明確に答えられた人間は、今までに一人もいない。

 私たちが住む地球には様々な物質があり、私たちの太陽系がある天の川銀河には1000億から2000億個の恒星があり、観測可能な宇宙には同じような銀河が2兆個もあるという。「なぜこのような宇宙が存在しているのだろうか?」と生まれてから一度も疑問に思わない人間はいないだろう。
 最もシンプルな常態は「何もない」、つまり「無」であるはずだ。しかしこの世界はそれに反して、銀河や恒星や人類が存在し得るように、まるで神がかり的な物理定数を持った宇宙として存在している。「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」――哲学者であり作家のジム・ホルトは、本書でこの究極の問いに挑んでいる。

 ホルト氏は本書を執筆するために、数多くの知識人にインタビューを行っている。哲学者のアドルフ・グリュンバウム、リチャード・スウィンバーン、ジョン・レスリー、デレク・パーフィット、物理学者のデイヴィッド・ドイッチュ、スティーブン・ワインバーグ、ロジャー・ペンローズ、作家のジョン・アップダイクと実に豪華な顔ぶれだ。
 彼らと対話を重ねながら、ホルト氏は「手紙による幕間 証明」のなかで、世界が存在している理由を、「論理的」に導き出す。「論理的」とは一体どういう意味なのか、それは実際に本書を読んで確かめて欲しい。おそらくホルト氏本人はこの答えに満足してはいないのではないか、と感じた。

 癌になった飼い犬を安楽死させたエピソードが途中で挿入され、最後の章で同じく癌になった母親を看取ったエピソードが語られる。多くの人がそうであるように、存在の謎を考えるきっかけとなるのは、身近な者の死である。
 私の祖父や祖母はもう亡くなってしまったが、世界は祖父や祖母が生きていたときと同じように存在している。それならば私が死んだとしても、世界は同じように存在しているに違いない。できることなら世界の実在性を外部から確認してみたいものである。

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ピカソになりきった男

表紙

ギィ・リブ『ピカソになりきった男』(キノブックス)

■ その朝、俺はピカソだった
 『週刊文春』の読書日記コーナーで、作家の池澤夏樹氏が紹介していた一冊。池澤氏は知人から今年いちばん面白かった本だと勧められたそうだが、確かに強く惹き付けられる内容だった。
 著者のギィ・リブは30年にわたり有名画家の贋作を制作していたフランス人で、本書は自身の数奇な半生を綴った自伝である。彼は贋作を売った罪で2005年に逮捕され、2010年に禁固4年、執行猶予3年の身となった。この事件は以前インターネットのニュースサイトで見た記憶がある。

 贋作というと、普通は他人の絵をそっくりに模写したものか、一部を改変したものだと思うかもしれないが、ギィが描いていた絵は巨匠の手法を真似た「~風」絵画である。
 たとえば、ピカソがある場所で10枚の絵を描いたという事実があるなら、ピカソが11枚目に描いたであろう絵を想像して描くのである。出来上がった絵画は、ピカソの絵によく似たギィのオリジナル作品である。

 ギィのとてつもない才能とは、ピカソ、シャガール、マティス、藤田嗣治など、何人もの画家の絵を描き分けることができることだ。贋作仲間の依頼に応じて、大量の偽絵画を生産していた手際の良さには惚れ惚れするほどである。画材も年代ものに拘り、画材店を探し回っている。一流の贋作師とは努力を欠かさないものだなと変な意味で感心してしまった。

 彼は正式な美術の教育を受けていない。ほぼ独学で巨匠のレベルに到達しているというのだから驚きである。ピエール・ルメートルのミステリー小説『悲しみのイレーヌ』のなかに、「フランス人の半分は作家のなりそこないで、残りの半分は画家のなりそこない」というユニークな表現があったが、フランス人のDNAには芸術家の血が流れているのだろう。

 ギィの天賦の才を見抜いて贋作を描くように促した画商たちとの交流や、贋作を売りさばいた金で放蕩三昧の日々を過ごした話は、そのまま映画やドラマの脚本になりそうな面白さである。
 彼が描いた絵はインターネットで数点確認できる。「贋作」という先入観を持って見ると、やはり本物には見えない。しかし鑑定書や証明書付きで「本物ですよ」と画商から見せられたら、はたして人は贋作だと看破することができるだろうか?

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ファミコンコンプリートガイド

表紙

山崎功『ファミコンコンプリートガイド』(主婦の友社)

■ ファミコンの全てがここに!!
 レトロ風ゲーム機「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売されたことによって、ファミコンへの注目度が急上昇している今日この頃、まさにタイムリーなゲームカタログ本が刊行された。カートリッジとパッケージの写真付きで、ファミコン用ソフトとして発売された全1252本のゲームソフトを紹介している。「素晴らしい」の一言である。

 ファミコン、ディスクシステム、その他周辺機器の写真を、オールカラーで掲載! 圧巻の全320ページ! これだけ内容が充実していれば、2300円(+消費税)の本体価格も決して高くないだろう。「いやいや、たけーよ」とおっしゃる人は、そもそもターゲット層ではない。買って本棚に飾っておく、ファミコン好きの人間にとってはそれだけで価値がある本なのである。

 パッケージ写真の紙箱が擦り切れていたり、値札シールが付いたまま撮影されたパッケージ写真も少々あったが、特に目くじらを立てることではないと思う。無理に紙箱から値札シールを剥がそうとすると、取り返しのつかない事態になる可能性があるからね(コレクター目線)。

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マーチ博士の四人の息子

表紙

ブリジット・オベール『マーチ博士の四人の息子』(ハヤカワ文庫)

■ トリッキーなフランス・ミステリ
 重版出来されていた本書を書店で見かけたのでレビュー。物語の舞台は、アメリカの田舎町にあるマーチ医師の屋敷。その屋敷にはマーチ夫妻とその4人の息子、そして住み込みのメイドとして雇われたジニーが暮らしていた。
 ある日、ジニーは屋敷の中で「殺人者の日記」なるものを偶然発見する。その日記を書いた人物は、4人の息子のうちの誰かであるようだが、愚鈍なジニーは人物を特定できない。殺人者はジニーが日記を盗み読んでいることに気づき、彼女を精神的に追い詰める。

 本作は「殺人者の日記」と「ジニーの日記」が交互に並んだ構造になっている。「殺人者の日記」を読んだジニーの反応、「殺人者の日記」を読まれた殺人者の反応が積み重なり、驚愕のラストに行き着く。「4人全員の共犯」であるとか、「父親のマーチ博士の犯行」であるとか、読者がパッと思いつきそうなオチを超える、斜め上の結末が待っている。設定に不自然なところも感じるが、いいじゃないか、おフランス製のミステリだもの。

 本書の帯には「表紙からすでに仕組まれたトリック。見破れますか?」との宣伝文句がある。結末を読んだ後で表紙のイラストをじっと見てみると……トリック……トリックねぇ、意味がよく分からない。私にとっては、この文章の方が謎であった。

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週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! !

表紙

「ファミコン神拳」伝承委員会・編『週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! !』(ホーム社)

■ あたたたた! お前はすでにハマっている!
 1980年代に『週刊少年ジャンプ』で不定期連載されていたゲーム特集記事「ファミコン神拳」。ゆう帝(堀井雄二)、ミヤ王(宮岡寛)、キム皇(木村初)ら、伝説のファミコン神拳伝承者たちが作り上げた連載記事がここに大復活!!
 奥義袋とじ完全収録、あたたゲーム採点、伝承者インタビューなど、ファミコン世代どストライクの読み物がてんこ盛り! こいつは熱い! とてつもないゲーム愛を感じるぜ!!

 『スーパーマリオブラザーズ』の無限1UPの奥義(裏技)が、「ファミコン神拳」に掲載されていたのを、本書を読んで思い出した。ワールド3-1のゴール前の階段で、ノコノコを連続で踏む超有名なマリオ増殖技だ。この裏技を日本中に広めたのは「ファミコン神拳」で間違いないだろう。
 ただ、この裏技を初めて紹介したのが「ファミコン神拳」だったかは確証を持てない。この記事が出る前からすでに知っていたような気がするのだが、……うう、記憶が定かではない(泣)。

 ゆう帝たちのゲーム対する情熱は、他社のゲームを評価する「あたた独断採点拳」を見れば一目瞭然である。かなりの辛口レビューなのだ。悪いところは悪いとハッキリ指摘する。まったく遠慮がない。
 たとえば、任天堂の『メトロイド』について、ゆう帝はこう述べている。「エネルギーをいっぺんに回復できる場所が欲しかった」――そうだそうだ、なぜゲームを再開したときに、ザコ狩りに2、30分も費やしてエネルギーを満タンにしなければならないのだ。煩わしいだけじゃないか! 子供たちが感じた疑問を代弁してくれたゆう帝よ、本当に……本当に……「ありがとう」……。それしか言う言葉が見つからない……。

 ところが、『ファミコン神拳奥義大全書 特別編 キム皇のファミコン110番』に掲載されたコラムを読んで、私は目を疑った。キム皇は自力で『ウィザードリィII』のキャラクターを高レベルに育てたのに、ゆう帝はチートツールを使ってデータを書き換えしているというのだ。「なにぃ!? ゆう帝(=堀井さん)はチーターかよ! 汚い奴だな!
 この暴露のせいで、堀井さんに対する信頼が著しく低下したことを、ここで告白しておこうと思う(笑)。

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真田三代

表紙表紙

火坂雅志『真田三代 上』(文春文庫)
火坂雅志『真田三代 下』(文春文庫)

■ 戦国の世を生き抜いた真田一族
 武田二十四将の一人に数えられる真田幸隆、武田信玄の奥近習衆に加わり武将としての資質を磨いた真田昌幸、そして大坂夏の陣で華々しく散った真田幸村。本書は戦国武将として名高い真田家の男たちの生涯を綴った歴史小説である。
 昌幸は幸隆の三男だったが、兄の信綱と昌輝が長篠の戦いで戦死したために家督を相続した。政治情勢を見極めたうえで次々と主君を変える昌幸の生き様と、昌幸を支えた息子の信之(信幸)と幸村(信繁)の活躍に酔いしれることができる。

 上下巻二冊とページ数的に読みやすい作品ではあるが、コンパクトにまとめたせいで関ヶ原の戦いから大坂の陣のくだりが極度に圧縮されている。明らかに分量不足である。文庫三冊分のページ数があれば、終盤をもっと濃密に書けたのではないか。
 池波正太郎の畢生の大作『真田太平記』と比較するのは酷かもしれないが、史実を追うことに精一杯で創作部分の人間ドラマが弱いように感じた。真田十勇士は登場するが、取って付けたような印象。いっそのこと、こうした架空の存在である忍者は出さないで、『真田太平記』との違いを鮮明にするという手法もあったと思う。

 幸村は大坂の陣で突如としてスポットライトを浴びた武将であり、それ以前の歴史的資料はほとんど存在しない。それゆえに作者独自の創作が物を言う人物である。本作では上杉家の重鎮・直江兼続との友情が描かれているが、本当にこんな出来事があったなら、直江は聖人に違いない。

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プロフィール

udontaro

Author:udontaro
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ども、ブログ管理人のうどん太郎です。
主にレトロゲームのレビューと関連ゲーム動画の紹介をしています。

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